ゼニトの指揮官ロベルト・マンチーニのイタリア代表監督就任が濃厚となる中、昨年、現役引退したアンドレア・ピルロ氏の代表スタッフ入りが検討されている。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が10日、報じている。
イタリアサッカー連盟(FIGC)は現在、次期代表監督としてゼニト指揮官のマンチーニを招へいする方向で調整を進めている。正式な契約は、ロシアリーグが終了する13日以降になると見られており、初戦は28日の親善試合サウジアラビア戦になる。
まずマンチーニ指揮下で期待されているのが、ニースに所属するFWマリオ・バロテッリの4年ぶりの代表復帰だ。マンチーニは、バロテッリをインテルやマンチェスター・シティで指導。前任のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、ピッチ外での理由でニースFWの招集を見送り続けてきたが、新体制において代表復帰の可能性が高まっている。今月末の親善試合に向けて、招集の可能性を伝える招集レターもバロテッリに届いた模様だ。
一方、昨年、ニューヨーク・シティで現役引退を迎えた元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏については、入閣が検討されているという。マンチーニの下で、副監督もしくはアシスタントコーチを務める可能性が浮上している。またミランでピルロ氏の同僚だったマッシモ・アンブロジーニ氏は、2000年シドニー五輪に出場した経験を持つことから、2020年の東京五輪出場を目指すU-21のスタッフ入りする見込みとなっている。
なおFIGCのコミッショナー、ロベルト・ファブリチーニ氏は、『Raiスポーツ』のインタビューに対し、ピルロやアンブロジーニとの接触を認めている。
「一緒に仕事をしていくことが可能かどうかを見極めるため、ピルロやアンブロジーニと会った。ピッチで偉大な成績を残した者に将来を託したい」
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