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「成功ではない。ただ…」香川真司の本音。ロシアW杯へ懸けた思いと得たもの

日本代表の10番として攻撃陣をけん引した。

満足なパフォーマンスを示せない時期や故障を乗り越えてロシアで躍動した。しかし、新たな歴史を作ることは叶わなかった。香川真司は、悔しさの中にいる。

「受け入れ難い結果です。でもこれが勝負の世界です」

以下に続く

香川の4年間は順風満帆ではなかった。代表に呼ばれてもクラブチームほどのパフォーマンスを披露できず、故障に苦しみ、一時は代表入りすら危ういと考えられる時期もあった。

しかし、厳しい時期を乗り越えて向かえたロシアで、香川は輝いた。柴崎岳からの縦パスを受けて決定機を演出し、乾貴士や長友佑都とともに左サイドを制圧した。ワンタッチコントロールで相手を一瞬のうちに振り切る姿は「ワールドクラス」の言葉がふさわしかった。

だが、だからこそ結果を出したかった。

「辛い経験をしてきて、悔しいことも経験してきた。自分の弱さと向き合いながら戦ってきた4年間でした。向き合うことの大切さは間違っていなかった。ただこれでも勝てないという現実がある」

「悔いがないと言ったら嘘。ここにすべてをかけてやってきたので。チームというベースを尊重しながら自分自身を悔いなく出し切ろうと大会を通じてずっと思ってきました。だからこそ、次の舞台に行きたかった。手応えも感じていたので、非常に悔しいです」

大会前、西野朗監督が「グループリーグを突破したい」と話していたことを考慮すればベスト16という締めくくりは決して悪い結果ではない。しかし、香川は「悔しい」という言葉を繰り返す。彼にとって、今大会は「成功」と呼べるものになったのだろうか。

「成功ではないですね。ただ自分がやってきたことに対する誇りや、道は間違っていなかったということはすごく感じます。ただ、やはり勝ちきりたかった。勝ち切るチャンスはあったので。非常に悔しい」

もっとも、一方で得たものがないわけではない。「後悔や自分への疑いはなかった。自分を信じてやれたとすごく感じています」と、大会を振り返る。

4年後のカタール大会に関しては「わからないですね。しっかりと考えてから」と明言は避けたが、「自分のサッカー人生は続きます」と前を向いていることも確かだ。

悔しさと自信。今大会で得たものを胸に、香川は次のピッチへ立っていく。

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