みなさん、こんにちは。中村憲剛です。ロシア・ワールドカップが開幕しました。この見どころを3つのテーマに分けて紹介していくシリーズ連載。今回は第2弾をお届けしましょう。テーマは『マイベストイレブン』です。
僕がロシア大会で注目している選手をポジション別に1人ずつピックアップしました。では早速、後ろのポジションから。みなさん、こんにちは。中村憲剛です。ロシア・ワールドカップ(W杯)の見どころを3つのテーマに分けて紹介していくシリーズ連載。今回は第2弾をお届けしましょう。テーマは『マイベストイレブン』です。僕がロシア大会で注目している選手をポジション別に1人ずつピックアップしました。では早速、後ろのポジションから。
■フォーメーション:3-4-3

■GK:ケイラー・ナバス(コスタリカ/レアル・マドリー)
何と言っても、チャンピオンズリーグで3連覇を成し遂げたレアル・マドリー(スペイン)の守護神ですからね。彼の好セーブによってレアルが勝った試合も少なくないですが、代表チームにおける存在の大きさはレアルのそれをはるかに上回るものでしょう。ベスト8に勝ち上がった前回大会の快進撃を再現できるかどうかは、この人の働きにかかっている。GKの値打ちとはどれほどか。この人をみれば、それが分かると思います。
■DF:サミュエル・ユムティティ(フランス/バルセロナ)
バルセロナ(スペイン)に加入して2年目のシーズンを終えたばかりですが、すっかりディフェンス陣の柱に成長した印象があります。速くて巧いうえに左利きというのも魅力ですね。フランス躍進のカギを握る選手でしょう。まだ若いですが、今大会で真のビッグネームに名乗りを挙げるかどうか、注目したいですね。
■DF:カリドゥ・クリバリ(セネガル/ナポリ)
日本が対戦するセネガルの大巨人。圧倒的な高さは魅力ですが、大きいだけじゃないんですよね。見た目以上に速い。おまけに縦パスをつける力まである。ナポリ(イタリア)のパスサッカーに順応していますからね。その意味でも興味深い選手の1人です。
■DF:ヨシュア・キミッヒ(ドイツ/バイエルン・ミュンヘン)
(フィリップ)ラームが引退した穴は大きいかと思ったら、この人が現れた。先代の跡目を継ぐだけの逸材ですね。とにかく、サッカーIQが高い。サイドバックでは要注目でしょう。
■MF:セルヒオ・ブスケツ(スペイン/バルセロナ)
もう、説明不要でしょう。マイベストイレブンの鉄板。バルセロナ(スペイン)はもとより、スペイン代表においても不可欠の「頭脳」ですから。パスワークは言うに及ばず、ポジショニング一つとっても、思わずヒザを打ちたくなるようなシロモノ。今回もじっくり堪能します。
■MF:大島僚太(日本/川崎フロンターレ)
今回のイレブンのなかで最も注目している選手ですね。彼がどれくらいやれるか。それによって、今後の日本サッカーは変わってくると思うんですよ。それこそ、周囲を納得させるような働きをすれば、海外組と国内組の壁を取っ払うかもしれない。必ずしも海外に行けばいい、というわけではないよと。フロンターレで純粋培養された選手ですからね、リョウタは。国内でプレーしていたって十分にやれるんだ――ということを証明してもらいたいなと。その可能性は大いにあると思っています。
©Getty Images■MF:アンドレス・イニエスタ(スペイン/ヴィッセル神戸)
注目しないわけにはいきません。何しろ、大会が終わったら、ヴィッセル神戸の一員としてJリーグでプレーするわけですから。いかに凄い選手が日本にやって来るのか、その有り難味をかみ締めるうえでも、今大会は良い機会になるかと。
■MF:ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・シティ)
まだ有望株の域を出なかった前回大会から4年、いまや強豪マンチェスター・C(イングランド)の『将軍』として確固たる地位を得た、当代屈指の名手ですね。シティではインサイドMFですが、代表チームではボランチでの起用が濃厚。クラブレベルで証明した実力を代表でも発揮できるのかどうか。その点にすごく興味があります。
■FW:ネイマール(ブラジル/パリ・サンジェルマン)
メッシ同様、ドラマがありますからね。王国を優勝へ導くエースとして期待された前回大会の準々決勝でケガに倒れ、夢破れた悲運の人という物語が。4年前に最も悔しい思いをした選手でしょう。個人的には、そういう人に活躍してほしいなと。
■FW:リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
ついに栄冠を手にするのかどうか。もう、その一点に尽きるのかなと。プレー云々よりも。スペインの優勝を期待している僕が言うのも何ですけど、勝たせてあげたい、優勝させてあげたいですね。いちサッカーファンとしては。史上最高とまで言われる偉大な選手がワールドカップで1回も優勝できないなんて、切なすぎる。個人的には、そう思いますよ。かつてはスーパースターが勝つべき大会でしたけど……。優勝できても、できなくても、これが最後のワールドカップでしょうね。その勇姿を見逃すわけにはいきません。
■FW:モハメド・サラー(エジプト/リバプール)
万全の状態でプレーするところを見たかったですね。チャンピオンズリーグ決勝で負ったケガの回復具合が気になりますが、誰もがピッチに立つ姿を楽しみにしているでしょうね。リヴァプール(イングランド)でのゴールラッシュは数ばかりか、質の面でも(リオネル)メッシやクリスティアーノ・ロナウドの域に迫るものでした。期待するな――とは、無理な相談です。
(C)青山知雄【番外編】
■監督:ヨアヒム・レーヴ(ドイツ)
超大国の代表チームともなると、いずれ劣らぬタレント集団ですから、戦力面で大きな差がつきにくい。そこで決め手になるのは監督力かと。すでに達成感を得ている優勝メンバーを再び「その気」にさせれるのかどうか。前回大会に限らず、常にメジャー大会で好成績を収めてきた指導者の手腕に、とても興味があります。
選手を生かすも殺すも監督次第。そんなわけで『マイベストイレブン』にピックアップした選手のいる代表チームの監督にも、大いに期待しています。彼らの実力を余すところなく引き出してくれますように――。
構成=北條聡
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