松本山雅FCは、4日に行われた明治安田生命J2リーグ第25節でジェフユナイテッド千葉を3-2で下して4連勝。8戦負けなしとした。この試合で貴重な同点弾を決めたFW前田大然が、ゴールシーンを振り返りつつ、3日に発表されたアジア競技大会のメンバー入りについて胸の内を明かした。
松本は、41分にPKを献上し、これを船山貴之に決められ先制点を許した。しかし、その4分後に松本は、岩上祐三が鋭いロングフィードを前線へ。DFが難なく処理するかと思われたが、前田が圧巻のスピードで追走。マイボールにして豪快に左足で叩き込んだ。松本は後半に岩上と岩間雄大のゴールで逆転に成功すると、その後の千葉の反撃を1点に抑えて4連勝を収めた。
「狙い通りですね。自分の持ち味を出せたシーンだった。ずっとこれ取れていなかったので、取れて良かったです」
そう言ってゴールシーンを振り返った前田は、試合前日となる3日に発表されたアジア競技大会に参加するU-21日本代表のメンバー入りを果たした。このアジア大会は東京五輪を目指す選手にとっては、絶好のアピール機会となる。前田自身も選ばれたことはモチベーションになるという。
「(モチベーションは)常にあります。最近点も取れていなかったので、何か結果を残していきたいという思いはあった。それがゴールにつながって良かったです」
アジア大会の目標は「優勝」と宣言した前田。「FWなのでやっぱりゴールを取れれば勝てると思う。そこはゴールにこだわっていきたい」と力を込める。
水戸ホーリーホックでの活躍もあり、松本に復帰した今季はより一層対策が厳しくなった。前田の持ち味であるトップスピードを思うように生かしきれていない現状がある。
「よく自分のスピードはみんなに『生かしきれていない』と言われているので、それをもっともっと自分の武器にすれば幅が広がるのかなと思います」
反町康治監督も「彼は攻撃の力も守備の力も両方ともあるが、ボールを止めて蹴るところはまだまだ」と課題を指摘する。そのうえで「それを克服、ちょっとずつゲームをやりながら、またトレーニングを通しても口うるさく、口酸っぱくしてやらせることで、少しずつ伸びていってほしい選手の一人だとは僕は思っています」と期待を込めた。
「我々には大然と2秒の差があったら、50メートルで勝てる力があるので、それはチームのストロングポイントの一つです。持っている力、武器を使わない手はないので。まだまだ伸びしろはあると思うので期待してます。」
「代表に選ばれたことでの自信も当然生まれてくると思う。後半足が痛くて、『あ、ちょっとこれはアジア大会無理だな』と思ったんですけど、立ち上がってたので、快く送り出さなきゃいけないなと思っていますけど(笑)」
代表入り後、すぐさま結果を残した前田。東京五輪を目指す若きスピードスターの活躍は、松本のJ1復帰、そして東京五輪に欠かせないものとなる可能性を大いに秘めている。
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