先日に現役引退を表明したアントニオ・カッサーノが、イタリアメディアの前でコメントした。『フットボール・イタリア』などが伝えている。
これまでローマやレアル・マドリー、ミラン、インテルなどビッグクラブを渡り歩いてきたカッサーノは13日、「数日間の練習を経て、これ以上トレーニングを続けられるメンタルがないと実感した。これから第二の人生が始まる」と、現役引退を発表。そしてこの直前、イタリアのコメディ番組である『Le Iene』に出演したカッサーノは、持ち前のサービス精神からか以下のように話した。
「フットボールは1999年の頃のほうが良かったね。最近の選手たちはみんな下手くそだ。取るに足らない奴らばっかりさ。ユヴェントス勢とミランのゴンサロ・イグアインがいなければ、王者を見つけるのも大変だろ」
イタリア人のカッサーノにとっては、セリエAが全盛期だったころを知っているため、どうしても現在と比較してしまうのかもしれない。カッサーノは、これまでの最高の選手、そして最悪の監督についても言及した。
「フランチェスコ・トッティは、イタリア史上最高の選手だ。ロベルト・バッジョとパオロ・マルディーニもそうだね。出会った中での最悪の監督は、(インテル時代の)ストラマッチョーニだね。下手くそな選手たちはたくさんいたけど、すべては挙げられないね」
現役時代に数々の問題行動で話題を提供した“悪童”カッサーノ。今後も歯に衣着せぬ物言いでメディアに話題を提供してくれるのだろうか。
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