10月24日、天皇杯準々決勝の3試合が行われた。
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では、明治安田生命J1リーグ5位の浦和レッズと16位・サガン鳥栖が対戦した。試合は16分に浦和の宇賀神友弥が決めて先制。31分には槙野智章が追加点。その後スコアは動かず浦和が2-0で鳥栖を下した。
ヤマハスタジアムではJ1・15位のジュビロ磐田が9位・ベガルタ仙台と対戦。9分に磐田のFW小川航基が先制点を決め、そのまま磐田の勝利かと思われた試合終了間際の86分、ジャーメイン良が同点弾を奪って延長戦へ。しかし延長前後半でも勝敗は決せず、PK戦の末、1-1（3-4）で仙台が勝利を収めた。
ＮＤソフトスタジアム山形で行われた川崎Fと山形の一戦はこの日唯一のJ1とJ2の対戦。J1首位を走る川崎Fを相手にJ2・10位の山形を意地を見せた。2分、安西海斗のコーナーキックの流れから小林成豪が押し込み、山形がいきなりの先制。36分も再びセットプレー。安西のフリーキックに坂井達弥が合わせて追加点。前半を0-2で折り返す。後半も山形。汰木康也の突破から阪野豊史が強烈なシュートを叩き込んで3点目。
しかし、川崎Fもこのままでは終わらない。後半から交代出場した知念慶が60分にCKの流れから押し込み1点を返す。67分にGKチョン・ソンリョンが1発レッドで退場するも、その2分後、長谷川竜也のドリブルを起点に再び知念が決め、1点差に迫る。運動量が落ちてきた山形を相手に川崎Fが何度も攻め込むが、ゴールを割れない。後半のアディショナルタイムは8分。山形は全員で体を張って耐えきり、2-3で川崎Fを下した。
準々決勝の残り1試合、鹿島アントラーズ（J1）vsヴァンフォーレ甲府（J2）は、同日に鹿島がAFCチャンピオンズリーグ準決勝第2戦を水原三星（韓国）と戦っていたため11月21日に山梨中銀スタジアムで行われる。
べスト4に進出したのは浦和、仙台、山形。準決勝は12月16日、浦和が鹿島vs甲府の勝者と、仙台が山形と対戦する。決勝は12月24日に埼玉スタジアムで開催予定。
なお、ACL準決勝で決勝進出を決めた鹿島がACLで優勝し（11月10日に決勝第2戦）、天皇杯準々決勝で甲府を破って準決勝に進出した場合、準決勝は 12 月5 日に、決勝は12 月 9 日に変更される。これは、鹿島が AFC 代表としてFIFA クラブワールドカップ UAE2018（12 月 12 日～22 日）に参加する日程を考慮しての変更となる。
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