GKマヌエル・ノイアーはドイツ代表の正守護神としてロシア・ワールドカップ(W杯)に臨むことになるようだ。同代表のGKコーチを務めるアンドレアス・ケプケ氏がオーストリア戦での出場を明言した。
中足骨の骨折で、バイエルン・ミュンヘンでの2017-18シーズンのほとんどを棒に振ったノイアーだが、28日に約8カ月ぶりの実戦復帰を果たしている。A代表が臨んだU-20ドイツ代表との非公開試合(7-1)に30分間出場した同GKは、30日に行われる同じ相手との2試合目にも30分間出場することになるようだ。
そして、A代表が6月2日に臨むオーストリアとのテストマッチにも出場するという。ドイツ誌『キッカー』によれば、ケプケ氏が29日の会見で「現時点でマヌエルは土曜日にプレーすることになっている。何の障害もない。そのような試合こそ、彼が今必要としている」と明言。さらに「CT(コンピュータ断層撮影)も受けたが、足は完全に治っている」と懸念する要素はないことを強調した。
ヨアヒム・レーブ監督は先日、ノイアーをドイツの正守護神としてW杯に連れていく決断を明かしていた。それによりGK マルク=アンドレ・ テア ・シュテーゲンは2番手となるが、ケプケ氏はそれについてバルセロナで好パフォーマンスを見せ続けてきたGKと話し合っているようだ。
「我々はテア・シュテーゲンと話し、彼もマヌエルにとって、特別な状況であることを理解してくれている。ノイアーは我々のキャプテンで、我々は彼とともに世界王者となった。だから当然、最後まですべてをトライするべきなんだ」
「だがマルクには、彼をナンバー1のGKとしてW杯を迎えることになっても、まったく心配していないことも伝えた。彼は素晴らしく成長して、バルセロナでファンタスティックなシーズンを送ったのだ。彼はこの状況をうまく扱える」
なおノイアーが実際にW杯でもドイツの正守護神を務めることになれば、ベルント・レノ(レヴァークーゼン)、ケヴィン・トラップ(パリ・サンジェルマン)のうちの1人がメンバーから外れることになる。

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