■セリエA第34節 ユヴェントス 0-1 ナポリ
ユヴェントス:なし
ナポリ:クリバリ(90分)
セリエAは22日に第34節が行われ、『アリアンツ・スタジアム』ではユヴェントスとナポリが対戦した。
近年、イタリアの覇権を争ってきた両者。ユヴェントスは現在6連覇中だが、2015年、ナポリにサッリ監督が就任して以来、常に激しい優勝争いを繰り広げてきた。また、FWゴンサロ・イグアインの移籍を巡って両陣営が火花を散らすなど、年々ライバル関係が強まっている。
この試合を含めて残り5試合となったセリエAで、首位のユヴェントスは勝ち点85。2位のナポリは同81。ナポリが勝利すれば差は「1」にまで縮まるが、ユヴェントスが勝利した場合に差は「7」まで広がる。
この一戦は今季のタイトルレースを占う一戦では、立ち上がりからアウェイのナポリが積極的に仕掛ける。激しいプレッシングから素早い攻撃をみせ、ユヴェントスゴールに近づいていく。
ホームのユヴェントスは、開始早々のプレーでキエッリーニが負傷するアクシデント。様子を見ながらプレーを続けていたが、11分にリヒトシュタイナーと交代に。いきなり守備の要を失うことになった。
それでも、ユヴェントスは16分、ゴール手前でイグアインがファウルをもらうと、ピャニッチが直接狙う。シュートは壁にあたってコースが変わり、右ポストを叩いていった。対するナポリも、敵陣でのボールダッシュからメルテンスがシュート。さらに、カーブのかかったルイのクロスがブッフォンを襲うなど、負けじとゴールまで迫っていく。
23分にはナポリにビッグチャンス。ルイのパスにエリア内で抜け出したハムシクが、角度のないところからシュートを放つ。しかし、ここは枠を外れた。
序盤から激しく削り合う両者は、31分にインシーニェとケディラが小競り合いを起こすなど、会場の雰囲気とともに徐々にヒートアップしていく。
そんな中、37分にジョルジーニョのパスに反応し、DFラインの裏を取ったインシーニェがネットを揺らす。しかし、ここはオフサイドでゴールは無効となった。手に汗握るような試合は、前半はスコアレスで折り返す。
後半頭から動いたのはユヴェントス。アッレグリ監督は、ディバラに代えてクアドラードを投入し、フォーメーションを4-3-3に変更する。
しかし、後半最初のビッグチャンスはナポリ。エリア内にランニングしたハムシクへ、インシーニェがスルーパス。前半と同じような角度からハムシクがシュートを放ったが、これはサイドネットに飛んでいった。
優勝へ向け勝たなければならないナポリは、60分にメルテンスに代えてミリクを投入。1トップのタイプを入れ替える。さらにサッリ監督は、66分にハムシクに代えてジエリンスキをピッチに送り出しゴールを目指す。しかし、強固なブロックを組むユヴェントス守備陣を崩すには至らない。83分のジエリンスキのミドルシュートも、守護神ブッフォンが冷静に弾いた。
このまま試合終了かと思われたが、終盤にドラマが待っていた。89分、インシーニェのクロスをブッフォンが弾き、ナポリがCKを獲得する。すると、カジェホンのCKに合わせたのはクリバリ。セネガル代表DFの強烈なヘッドが、ネットに突き刺さった。ナポリの選手はベンチを飛び出しゴールを祝った。
静まり返るユヴェントスファンを尻目に、スタジアムにはナポリサポーターの歌声が響き渡る。
試合はこのまま終了。『アリアンツ・スタジアム』で初勝利を挙げたナポリは、歓喜の輪に包まれた。ユヴェントスとの差は1ポイントまで縮まっている。
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