ロシア・ワールドカップへ臨む日本代表の候補に選ばれた大迫勇也が5月19日、東京・原宿にあるアシックス原宿フラッグショップで行われた『DS LIGHT X-FLY3』の新色発表イベントに登場した。イベントやその後に行われた取材で、ブレーメンへの移籍に言及した。
大迫は今シーズン、様々なことを経験した。所属するケルンは2部に降格。大迫自身もケガで離脱する時期があったり、得点から遠ざかる日々が続いたりと、難しい事態に直面することが多かった。しかし、そんな中で古豪のブレーメンからオファーが届き、来シーズンから新天地でプレーすることが決まった。移籍という決断に至るまで、どんな思いを巡らせたのか。
「迷いましたね。チームメートのみんなのことが好きなので」と、大迫は率直な気持ちを明かす。そんな迷いを抱えた中で移籍を決断した背景には、挑戦への思いがあった。
「残り少ないサッカー人生の中で、一部リーグでプレーするチャンスがあった。必要とされるチームでプレーしたいと改めて思ったので決断しました」
さらに決め手となったのが、ブレーメンを率いるフローリアン・コーフェルト監督の熱意だった。35歳の指揮官は今季途中からブレーメンを率い、チームの立て直しに成功した。新シーズンではさらなる飛躍が期待され、その目標を達成する上で必要と考えたピースの一つが大迫だった。
「監督がデュッセルドルフまで来てくれました。今、チームがどんなプレーをしていて、『こういうプレーをしてほしい』と話してくれた。いい雰囲気の監督でしたね」
そしてもう一つ。ともに戦ってきた仲間が大迫の背中を押したという。。「ケルンの選手……クラウディオ・ピサーロたちとも話しましたけど、『すごくいいチームだし、お前に合ってるんじゃないか』と言ってもらえたので」と、仲間の言葉によって新天地へ向かう決断ができたと明かした。
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