21日にロシア・ワールドカップ グループCの第2節が開催。デンマーク代表とオーストラリア代表が対戦する。
■GKシュマイケルを筆頭にした堅守が光るデンマーク
2大会ぶりにW杯の舞台に立ったデンマークは、初戦で南米のペルーと激突。ペルーの素早い攻撃から何度もピンチを招き、前半終了間際にはPKのピンチを招く。しかし、守護神のカスパー・シュマイケルが好守を連発。一方で59分に中盤でボールを受けたクリスティアン・エリクセンがユスフ・ポウルセンにパスを供給。これをポウルセンが落ち着いて流し込み、先制弾を奪った。
その後、ペルーはパオロ・ゲレーロを投入し、猛攻を仕掛けたが、シュマイケルを中心とした守備陣が完璧にシャットアウト。堅守光るヨーロッパの古豪が初戦を白星で飾った。データサイト『Opta』によると、GKシュマイケルは直近5試合でクリーンシートを達成しており、アイルランド戦での失点以来、534分間に渡って得点を許していない。デンマーク代表守護神として黄金期を築いた父のピーター・シュマイケル氏の系譜を継ぐ活躍を見せている。
オーストラリアとはW杯で対戦したことはないが、過去に親善試合で3度対戦しており、デンマークが2勝1分と勝ち越している。ペルーの強力攻撃陣を抑えた勢いそのままに、2連勝を目指したい。なお、デンマークが勝利し、グループCのもう1試合、フランスvsペルーでフランスが勝利すれば、フランスとデンマークの2位以内が確定する。
■VARに泣いた初戦。崖っぷちのオーストラリア
一方のオーストラリアは、初戦でフランス相手に善戦しながらも1-2で敗れた。前半はスコアレスで折り返したが、後半に入るとアントワーヌ・グリーズマンに対してPA内でファウルを犯したとしてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の末にPKを献上。これを決められ先制を許した。その直後に今度は、サミュエル・ユムティティのハンドを誘発し、オーストラリアがPKを獲得。これをマイル・ジェディナクが落ち着いて決めて一時は同点とした。
しかし、終盤にポール・ポグバにループシュートを決められ、終戦。優勝候補のフランス相手にあと一歩のところまで勝ち点奪取に迫りながらも、手痛い黒星を喫した。試合後、ベルト・ファン・マルバイク監督はVARでPKを与えたシーンについて「ペナルティじゃない」と判定に対して不満を述べた。さらに「戦いぶりには満足しているが、同時に失望している」と悔しさを滲ませた。
オーストラリアはこの試合を落とせば敗退が決定する。かつてオランダを率いて2010年の南アフリカW杯で準優勝に導いた名将が、崖っぷちに立たされたサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)をどう立て直すのか、デンマーク戦でのその采配に注目が集まる。
デンマークvsオーストラリアは日本時間21日21時にキックオフを迎える。

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