■「ホントに来ちゃったのか」と驚き
日本サッカー界に一大フィーバーをもたらしているアンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸移籍。このビッグニュースの正式発表を受けて、国内屈指のバルセロナフリークとして知られる川崎フロンターレMF中村憲剛が、25日の練習後に“封印”していた口を開いた。
「正式決定までは黙っていることにしていたので、言葉が溢れてきますね。こんなにワクワクしながら話ができる選手ってなかなかいないですから。選手としてはメッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマールと同じランク。正直、ホントに来たか、来ちゃったのかという驚きですね」
かねてからバルセロナの試合をつぶさにチェックしてきた中村だけに、「メッシやブスケツとプレーするイニエスタが見られなくなるのは正直寂しい」と漏らす。だが、その一方で「現役のトップ・オブ・トップが、このコンディションで日本に来てくれることの効果は計り知れない」と期待を寄せる。
「(イニエスタが)ロッカールームや練習でどういう振る舞いをするのか。試合や練習に向けた準備も含めて、全部が勉強になると思うんですよ。興行的に考えても、どのスタジアムも埋まると思う。三木谷さんもJリーグにそれだけ投資をする価値があると思ってくれているわけでしょうし、イニエスタのインタビューを見ていても、日本へのリスペクトをすごく感じた。対戦相手ではあるけど、日本サッカーの向上をいろいろな部分で期待したいし、イニエスタが来たことでいろいろなことが良くなればいい。これで世界のスターが日本に目を向けてくれるかもしれないし、スペインでもJリーグを見てくれることになると思う。本当に楽しみでしかない」
(C)Goal■J屈指のクラック・中村憲剛が語るイニエスタのスゴさ
“イニエスタ効果”でスタジアムへ足を運ぶ人は間違いなく増えることが予想される。そして世界トップレベルのプレーを目の当たりにすることで、日本サッカー全体への波及効果を期待する。
「体格は僕と変わらないくらいだけど、どうしてこんなにうまいんだろうなって。子供たちにとっても、すごくいい見本になると思う。あのクオリティは見てもらいたいですね」
相手にとって不足なし。神戸には元ドイツ代表FWポドルスキも在籍しており、ワールドカップ優勝経験者を2人擁するチームと対戦することになる。もちろん一人のプロサッカー選手として燃える気持ちは大きい。
「こないだのクラシコを見ていても、辞める選手って感じじゃない。本当にすごい選手。夢があるよね。本当にサッカーを続けてきて良かったと思う。バルサで現役バリバリだった選手と戦えることなんて、なかなかないから。神戸でどんなプレーをするのかにもすごく興味があるし、実際に対戦してフロンターレのサッカーを見せたい。目の前でボール回しをして、日本にもこういうチームがあるんだってところを知ってもらいたいですね」
川崎Fが神戸を迎え撃つのは、10月下旬に行われる明治安田生命J1リーグ第30節。満員の大観衆で埋まるであろうシーズン終盤の等々力陸上競技場で、果たして川崎フロンターレと中村憲剛はいかなるサッカーを見せるのだろうか。世界中で巻き起こるイニエスタフィーバー。日本屈指のゲームメーカーも、その存在に胸を躍らせ、そして新たなモチベーションに変えていた。
取材・文=青山知雄
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