吉田麻也が先発復帰も…アーセナルとの打ち合いに屈しリーグ戦3連敗／プレミアリーグ第33節

連敗を止めることはできず。リーグ戦の勝利から遠ざかっている。

■プレミアリーグ第33節　アーセナル　3-2　サウサンプトン

アーセナル：オーバメヤン（28分）、ウェルベック（38分、81分）

サウサンプトン：ロング（17分）、オースティン（73分）

プレミアリーグ第33節が8日に行われ、アーセナルとサウサンプトンが対戦した。

ヨーロッパリーグの連戦に挟まれた一戦で、アーセナルはメスト・エジルをベンチスタート。前線にはダニー・ウェルベック、ピエール＝エメリク・オーバメヤン、アレックス・イウォビを起用した。サウサンプトンは吉田麻也が1月以来となる実戦復帰を果たしている。

先手を取ったのはリーグ戦5試合勝利のないサウサンプトン。17分、ペトル・チェフ、シュコドラン・ムスタフィの連携ミスを突いてクロスに合わせたのはシェーン・ロング。巧みに合わせ、先取点を奪う。

それでも28分、ゴール前でのらしい崩しから最後はオーバメヤンが押し込むと、38分には縦に速い崩してウェルベックが抜け出す。左サイドから切れ込み最後は吉田の足に当たったシュートがネットを揺らし、あっという間に逆転に成功する。

3連敗は避けたいサウサンプトンが、後半は積極的な姿勢を見せ、オフサイドながらロングがネットを揺らすなど見せ場を増やしていく。

吉田に代えてチャーリー・オースティンを入れ、前線の枚数を増やすと、直後に試合は動く。セドリック・ソアレスがコンビネーションで右サイドを切り裂くと、丁寧に折り返す。これを代わったばかりのオースティンが押し込み、ついにサウサンプトンが同点弾を奪う。

白星が欲しい両チームは果敢に攻め立てシュートチャンスを得るが、フィニッシュが決まらず。それでも、タレントで秀でるアーセナルが待望の3点目を生みだす。81分、イウォビのピンポイントクロスからウェルベックが頭で叩き込み、勝ち越しに成功する。

その後両者に退場者が出る荒れ模様となったが、アーセナルが逃げ切り、公式戦の連勝を6に伸ばした。一方のサウサンプトンはリーグ戦3連敗。降格圏の18位から抜け出すことはできなかった。