フォルトゥナ・デュッセルドルフは、1部で戦う新シーズンに向けた補強を進めている。フリードヘルム・フンケル監督は、昇格に大きく貢献した日本代表FW原口元気や宇佐美貴史の去就が決まるのは移籍市場の終盤までもつれ込むと見ているようだ。
フォルトゥナは、3月に昨夏スタンダールからレンタルで加入しているベルギー人MFベニト・ラマン、シュトゥットガルトからレンタルで加入していたDFジャン・ツィマーの完全移籍での獲得を発表。さらにMFアルフレド・モラレス(インゴルシュタット)、ケナン・カラマン(ハノーファー)、そしてバイエルン・ミュンヘンでは宇佐美の同僚でもあったDFディエゴ・コンテント(ボルドー)とも契約を結ぶなど、新戦力を着々と加えている。
そんな中、シーズン後半戦にフォルトゥナの攻撃の中心的存在となった2人の去就にも周囲の注目が集まっている。複数メディアでは、宇佐美の所属元であるアウクスブルクとの交渉はスムーズにまとまる可能性が伝えられている。一方で、原口のヘルタ・ベルリンからの獲得はより難しいとの見解が伝えられてきた。
だが、フォルトゥナは2人の獲得を諦めてないかもしれない。ドイツ誌『キッカー』によれば、クラブは日本代表2選手の獲得に向けた資金を準備する段階に入るという。フンケル監督はまた、「まだ移籍期間が始まったばかり。時には最後の最後になってからにしか決まらないこともあり、忍耐力が必要だ」と強調した。
ロシア・ワールドカップに臨む日本代表へのメンバー入りが濃厚と見られる原口や宇佐美。指揮官は、それぞれの所属クラブとの交渉の大詰めはいずれにしても大会後になると考えているようだ。
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