日本代表MF原口元気は、ハノーファーで背番号10を選んだ理由を明かしている。ドイツ紙『ビルト』が伝えた。
原口はプレシーズンに筋肉系の負傷を負ったものの、先月25日に行われたブンデスリーガ開幕節ブレーメン戦(1-1)では30分間ほどプレー。同31日のボルシア・ドルトムントとのホームマッチ(0-0)ではメンバー入りしたが、結局出番が訪れなかった。
11日、日本代表のコスタリカ戦を観戦したあと『ビルト』の取材に応じた原口は、「この1週間、負傷してからまたコンディションを戻すための良い練習、インテンシティーの高いトレーニングができたと思います」とコメント。インターナショナルブレイクを利用し、先日にはテストマッチで移籍後初ゴールを記録するなど調子を上げているようだ。
ドイツでは決定力不足が指摘される原口だが、ヘルタ・ベルリン時代については「出場機会はベルリンでも与えられたが、ゴールに迫るプレーが少な過ぎました。それには満足できませんし、改善の余地があると思います」と振り返る。また、ハノーファーで背番号10を選んだ理由について説明した。
「僕は典型的な10番ではありません。ただ、『10』を選ぶことによって、ゴールやアシストを生み出すため、自分を追い込もうと考えていまして。ワールドカップ後、新たな、特別なチャレンジを求めていましたので、『10』でモチベーションをさらに上げることができると思います」
背番号10として「10スコアポイント(ゴール或いはアシスト)を挙げたい」と今シーズンの目標も口にする原口。「チームプレーヤー」としての自覚はあるものの「チームに貢献するだけでは足りない。それだったらベルリンにいた時と同じになってしまいます。もっとゴールを脅かすことを目指します」と数字に表れる活躍を誓った。
ハノーファーは15日に行われる第3節では敵地でRBライプツィヒと対戦。背番号10のウィングは移籍後初のスタメン出場、そして初のスコアポイントをマークしたいところだ。
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