UEFAヨーロッパリーグの準々決勝第1戦、ラツィオvsザルツブルクが行われた。この試合で南野拓実は71分、1点ビハインドから2-2とする同点ゴールを決めた。しかし、ザルツブルクはその直後に2失点を喫し、2-4でアウェーでの初戦を落としている。
ザルツブルクの地元紙『Salzburger Nachrichten』は南野の同点ゴールについて、「マルコ・ローズ監督はフレドリク・グルブランセンに代えて南野を投入した。すると、南野はムナス・ダブールのお膳立てを受け、黄金のようなタッチでゴールを奪った」と紹介。
だが、記事ではその直後に2失点を喫し、ザルツブルクが敗れたことを「信じられない結末」と大きく伝えている。「ザルツブルクが欧州カップ戦で続けた無敗は19でストップ」との見出しで、2016年11月4日のヨーロッパリーグ・グループリーグ、ニース戦(2-0)からスタートした欧州コンペティション(チャンピオンズリーグ予選、ヨーロッパリーグ予選、本戦含む)での無敗が、1年半で終わったと強調した。
また、ザルツブルクが今シーズンの公式戦で敗れたのは、昨年8月に行われたオーストリア・ブンデスリーガ第6節シュトルム・グラーツ戦以来のこと。この記録についても「ザルツブルクの無敗記録は35でピリオドを打った」と伝えている。
ザルツブルクは国内リーグで現在首位に付け、ヨーロッパリーグでもラツィオと4強進出を争う状況となっている。記録こそストップしたものの、果たして今季は国内、ELとタイトルを獲得することができるのだろうか。また、土壇場でのロシア・ワールドカップのメンバー入りを目指す南野にとっても、結果が求められる終盤戦となりそうだ。
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