日本代表MF南野拓実が地元・大阪で行われるコスタリカ戦に向けて闘志を燃やした。
日本代表は7日に札幌ドームでチリ代表戦を控えていたが、6日未明に発生した北海道胆振東部地震の影響により中止。同日は札幌市内で紅白戦など実戦を取り入れたトレーニングを消化した。3年ぶりに代表復帰を果たした南野は、紅白戦の1本目で2トップの一角として出場。2本目は2列目の左サイドに入った。「複数のポジションができるところは自分の強み」と新体制となった森保ジャパンでの猛アピールをかけている。
「クサビで受けて前を向いて仕掛けて行くところであったり、そこで展開して毎回ゴールに関わっていくところであったり、サイドの時は攻守の切り替えてボールを奪った瞬間にいいところで受けてスムーズに攻撃につなげるところに手ごたえを感じました。満足はしてないですけど、このままもっとアピールしていければいいと思います」
4-4-2の布陣であれば、中島翔哉や堂安律とのポジション争いになるが、南野が話す「スムーズに攻撃につなげている」部分は、その2人とのコンビネーションプレーが多くを占める。本人も「自分が思ってるところにパスが来るし、思ってるところに動き出してくれたりする。連携で上手くいくなという場面はすごい感じた。それを試合で出せればいい」と連携の良さを押し出していく構えだ。
地震による影響で日本代表が本格的にトレーニングができたのは7日から。「地震があって2日目でサッカーをさせてもらってる環境を作っていただいてることに感謝しないといけない」と述べ、「見に来てくださったかたにもそうですし、しっかりと逞しいプレーとか、全力でプレーしている姿を見せて、少しでも勇気とか与えることができればと思っています」と続けた。
新生・日本代表の初陣は11日にパナソニックスタジアム吹田で行われるコスタリカ戦となる。大阪出身の南野にとっては特別な地でもある。
「自分の地元での試合ですし、理想はそこで活躍できればいい。でも、まずは地に足つけてしっかり1日1日良い準備をしつつ、アピールもして大阪での試合に向かえればなと思っています」
「プレーの幅を広げるためオーストリアに来た」と語っていた南野。コスタリカ戦はその真価が問われることになる。
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