日本代表を率いる西野朗監督がセネガル戦を終え、記者会見に出席した。
ロシア・ワールドカップ第2節のセネガル戦では常に先手を取られながら、粘り強い戦いで2-2のドローに終わった。西野監督は「タフなゲームは想定していましたし、そういう内容、結果となりました」と話しつつ、一定の手応えをつかんだことを明かしている。
「そう簡単に勝てる相手ではない。それでも、先制された中で、その後のゲーム展開が非常に落ち着いていたというか。ある程度、自分たちの狙いとするところがリードされてから、組み立て、中盤の構成がとれた。それが追いついた。選手たちはこのリズム、このテンポ、この戦い方を失点してから感じたと思う。ハーフタイムを迎える中で、選手たちは非常に自信に満ちていた」
「さらに改善、こういうもらい方などをやろうと後半に入っていった。自分の中では勝ちきらないといけないので、初戦と同じメッセージを送りました。グラウンダーのボールを出していけばチャンスが増えていくと。このゲームに関しては勝ちきりたいと後半を考えていた。最後も宇佐美(貴史)か、抑えの選手を投入するかというチョイスがあったが、勝ちに行きたいという選択をした。その中での勝ち点1なので、これは高く評価したい。セネガルは非常にタフなチームで、結果に関しては次につながる内容、結果としていかないといけない」
また、本田圭佑を途中出場で送り出した直後に同点弾を奪う見事な采配もあった西野監督。指揮官はあくまでも「勝ちきりたい」という思いが攻撃的なカードを切るという決断に結びついたことを明かしている。
「圭佑に関しては得点を取るためにポジションをセンターからワイドに移した。その結果として圭佑が、ああいう形でゴールを奪った。貴史に関しては考えました。ただ、追いついて引き離したいという、勝ちきりたいという思いでアイツを出しました。後半も自分たちの時間帯が続き、ピッチにオフェンシブなメッセージを送る、それも最後まで送り続けたいと思っていた」
セネガルの身体能力、フィジカルを認め、「長友でさえ、うちの左サイドでさえやられるのではないかというところもあった」と話す。それでも、縦に速い攻撃とポゼッションを使い分け、後半はセネガルを相手に圧倒した日本。ついに求めていた明確なスタイルが西野監督には見えてきているという。
「敗者復活」と称していた最終節を残すのみとなった日本。指揮官は重要な一戦を前に、大きなものをつかんだと強調した。
「初戦をとったことで、2戦目の勝ち点3にこだわり、3戦目を前にトライした中で、勝利して勝ち点6にして待ちたいというのはかないませんでした。しかし、3戦目に間違いなく有効な、チームに有効なものをもたらした結果だと思います。敗者復活のゲームではなく、しっかりとトップで通過できる状況がまだあるゲームと考えたい、と思っています」

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