UEFAネーションズリーグのグループリーグ第2節ポルトガル対イタリアが10日、行われ、ホームのポルトガルが1-0で勝利した。イタリア代表の指揮官ロベルト・マンチーニは試合終了後、イタリア国営放送『Rai』のインタビューや記者会見の席で敗戦の弁を述べた。
■早くも降格危機のイタリア…成長がカギ?
ネーションズリーグはマンチーニにとって、初めての公式大会だったが、ホームで行われた7日のポーランド戦(1-1)に引き続き、ポルトガル戦でも勝利を挙げることはできなかった。リーグAグループ3のイタリアは現時点ですでに2カ国よりも1試合多く消化しているが、1ポイントのままで降格圏の最下位となった。マンチーニは反省点を述べた。
「ミスが多すぎる。ミスを少なくとどめられるように努める必要がある。前半はFWが2人いて前線にボールを多く入れることができていたので、後半より良かった。ポルトガルの方が確かに上だったが、大きな差はない。彼らはこのレベルでプレーすることに慣れている」
「降格? 私は成長しなければならないと常に言ってきた。何しろクラブで出場しておらず、代表として国際舞台にいきなり立った若手選手たちがいるんだからね。それに(代表に)問題がなければ、ワールドカップにもきっと出場できたはずだ。当然、敗戦には満足していないが、選手たちが最後まで頑張ってくれたことは評価する。批判があるなら、選手たちではなく、私が受けたい。選手たちは若く、自信をもって成長していく上でもサポートしてやらなければならない。負けるのは好きではないが、こういった試合で経験を積むことができたのも確かだ」
マンチーニ指揮下の合計5試合において、無得点はポルトガル戦が初めてだが、後半の枠内シュートに至ってはゼロとあり、得点力不足の問題も浮き彫りになった。
「ゴールにつながるよう解決策を見つけなければならない。ゴールがなければ、試合に勝つこともできない。現在の大きな課題はこの点であると言える。だが(ポーランドとの2戦目が行われる)10月にはフィジカル面でも良くなっているはずだと確信している」
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