迎えた首位・サンフレッチェ広島との首位攻防戦。川崎フロンターレMF中村憲剛は2-1と逆転勝利を収めた一番を「小さくない勝利」と位置づけた。
勝てば逆転優勝への可能性が増す一方で、負ければその差を12ポイントまで引き離されてしまう。そんな状況の中で川崎Fが昨季優勝の底力を見せつけた。前半をスコアレスで折り返したが、後半に得点ランクトップに立つパトリックに先制点を許してしまう。しかし、すぐさま反撃。63分にエウシーニョが右サイドを駆け上がり、クロスを送ると小林悠がこれに合わせて同点に。
さらに76分、家長昭博のクロスが千葉和彦の手に当たってPKの判定に。このPKを小林がきっちり決めて川崎Fが逆転に成功。その後の広島の反撃をゼロに抑えて大きな一勝をマークした。中村は「アウェイで先制されて逆転勝ちっていうのは小さくない勝利だった」と喜びを表した。
「前半は向こうも元気だったので、つつかれるシーンありましたけど、後半は完全に僕らが握ってるという実感はありました」
首位でリーグ最少失点を誇るチームに1点を先行されても「焦りはなかった」と中村。「同点になったのも早かったですし、そこからは自分たちがボールを支配できていた」と手応えを口にした。
逆転勝ちを手にできた要因として「真ん中は結構締めていて、攻めるならサイドだった。サイドからは結構行けていて、特に右からは行けていた」と振り返る。
「自分がバイタルで待つのもありなんですけど、そこは向こうが狙いとしてるところだったので。それよりも自分がサイドに動くことで、1人は必ずくっついてきてたので、くさびも入るし、その背中にアキ(家長昭博)とか阿部(浩之)ちゃんが入ってもらったほうが、今日は崩せるかなというイメージが前半からあった。その中で良い形も出てきていた」
川崎Fにとってこの一勝が、逆転優勝へのターニングポイントとなる可能性を秘めている。中村は「逆に僕らはここで勝ったからこそ、次がすごく大事になる。ここで勝って、また先に行くことでプレッシャーも変わる。広島とはもうないので、僕らが自分の力で縮めることはもうできませんけど、ここで向こうに勝ち点3をあげないで、こっちが持って帰るっていう意味も小さくない」とこの勝利の意味合いを説明した。
「やれることのベストを尽くした」
中村のその言葉には、勝利以上の達成感が感じられる。気づけば1試合消化が少ないながら広島とは6ポイント差。後半戦怒涛の無敗街道を突き進んだ昨季の再現ができるか。川崎Fは次戦、25日にホーム・等々力陸上競技場でベガルタ仙台と対戦する。
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