「勝つことに疲れず、もう一度勝つことこそ難しい」リーグ戦優勝が「最も困難」と説くバルベルデ

バルセロナは29日のリーガ・エスパニョーラ第35節、敵地リアソールでのデポルティボ戦に4－2で勝利し、2シーズンぶり25回目の優勝を果たした。エルネスト・バルベルデ監督は、リーグ戦こそが最も勝ち取ることが難しいタイトルとして、優勝の喜びを噛み締めている。

スペイン『ムンド・デポルティボ』がエストレマドゥーラ出身指揮官のコメントを伝えた。

「私にとって、リーグ戦は勝ち取ることが最も困難なタイトルだ。粘り強くなくては勝てないものだからね。コパやチャンピオンズは、悪い1日があればそれで終わってしまうんだ」

「何よりも重要なのは、勝利に疲れず、また勝てる状況を生み出すことなんだよ。バレロ・リベラ（スペインのハンドボール選手）が言っていたが、難しいのは勝つことではなく、もう一度勝つこと、再び野心を手にすることなんだ」

バルベルデ監督はまた、この優勝が選手たちのおかげであることを強調する。

「8月の時点では、誰もここまで到達するとは考えていなかったろう。スーパーカップでレアル・マドリーに敗れ、リーガ初戦の印象も良くはなかった。カギは監督ではなく、選手たちが握っていたんだ。私たちはコンペティティブかつコンパクトなチームだ。本当に、多くの難局を切り抜けてきたね」

「チャンピオンズ敗退は影を落とすものだったが、リーガとコパの軌跡は素晴らしかった。三冠だけがほしくて、ほしくてたまらないとしても、ときにはうまくいかないものだ」