【動画】J1参入プレーオフ、磐田のPKは妥当な判断だったのか?原博実&上川徹コンビが解説

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Jリーグが11日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」を公式Youtubeチャンネルで公開。今回はJ1参入プレーオフ決定戦から2つのシーンを取り上げた。

Jリーグは11日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第12回を公式Youtubeチャンネルで公開。今回は8日に行われたJ1参入プレーオフ決定戦のジュビロ磐田vs東京ヴェルディから2つのシーンをピックアップ。Jリーグの原博実副理事長、JFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーが解説した。

■小川航基のPKは妥当な判断か?

まず40分に磐田がPKを獲得したシーンから。裏へ抜け出した磐田FW小川航基がPA内でGK上福元直人に倒されてしまう。家本政明主審はすぐさま笛を吹き、ペナルティスポットを指さした。上川氏は「レフェリーの判断通りです」と家本主審の判定を支持した。

「ゴールキーパーがチャレンジをしてきますが、ボールには触れられていない。その勢いで、身体で相手選手の足元に入ってトリップをしているので、これはPKで正しい判定です」

PKの場面で、家本主審は胸に手を当てて上福元にカードを掲示しようとしたが、結局警告は与えず。

上川氏は「決定的な得点機会の状況で、ボールにプレーしようとして反則したのであれば、イエローカードになる」ものの、「ボールを見ると、ボールの方向は、どちらかと言えば外に出ていく。例えばそのボールに追いつけたとしても、追いついた瞬間にディフェンスがもうゴールの中に入って来ているので、これはもう決定的な得点状況ではない」と、警告を与えなかった理由を説明した。

さらに上川氏はもう一つのポイントを挙げる。

「このゴールキーパーのチャレンジが俗にいうラフプレー、無謀なプレーと判断するかどうか。この時に追加副審、アシスタントレフェリーからも『これはカードは得られないケースです、得点の機会じゃないですよ』という情報があった。結果的にはノーカード。正しい考え方だと思います。ラフプレーには見えないので」

原副理事長も「PKは取られてもしょうがないPKだとは思う」と、主審の判定を支持。「上福元が先に触れたらいいですが、触れなくてこうなってしまうとペナルティだなという感じはします」と述べつつも、「ラフプレーではまったくないと思う」とカードの対象にあたるものではないと意見を投じた。

■重要となる主審のポジショニングと予測

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続いて78分のシーン。磐田MF高橋祥平のロングパスを山田大記が落とすと、受けた小川航基がシュート態勢に入る。しかし、ここで渡辺皓太のチャージがあったとして磐田にFKが与えられた。

上川の見解は「シュートを打とうとして足を振るなかで、ボールを蹴る前に渡辺選手の足と接触をした。結果的に蹴れなかったわけですが、コンタクトはあった」とし、次に考えるのは「このボールに対してどっちの選手が、プレーの優先権あるか」がポイントになると述べた。

「小川選手の方が、先にボールに蹴れて触れるというか、ボールを蹴っているところにヴェルディの渡辺選手が反則をするという意図はなかったと思いますが、この蹴り足のところに足を置いてきて、結果的に小川選手がボールを蹴れなかった」と、不用意に足を出したことが、小川がシュートを打てない原因になったと分析した。

原副理事長は「渡辺皓太があの足で先に突っついていれば、もうそこに蹴っちゃったら、例えば小川航基のファールです。でも、触れていなくて、小川航基の方が先に倒れる。あとからヒュッと入れてきちゃっているので、あれはボールに触れないと渡辺はファールを取られると思う」と、ファウルは致し方ないとした。

このシーンではレフェリーの抜群のポジショニング、予測があったからこそ的確なジャッジができたと上川氏は見る。

「本当に予測ですね。次にどっちへプレーが行くのか。どういうふうに選手はそのボールに寄せて来ているのか、いろんなことを見ながら予測しなければいけない。(家本氏の判断は)ナイスジャッジですね」

■家本主審のレフェリングを称賛

磐田にとってはJ1残留、東京VはJ1昇格が懸かる大一番だったJ1参入プレーオフ。上川氏は、この重要な試合で家本主審を始めとする審判団の的確なレフェリングを称えた。

「まずは、何も大きな問題がなかったというのは僕らはホッとするところなんですね。(審判)四人の協力、家本さんがもちろん中心になっているでしょうが、試合の開始のところから、時間を取るところは取って、笛も早めに吹くところは吹いて、アドバンテージを適用するところはちゃんと選手の気持ちを考えながら適用したり、ということを考えれば、この試合を担当するにふさわしいゲームコントロールをしてくれた、期待に応えてくれたんじゃないかなと僕は思います」

原副理事長も「コントロールが上手だったというのは本当にあると思うし、あとはイエローカードを出す前と出した後のコミュニケーションがすごくうまく回っていた。この試合では家本さんがそれを上手くやっていたという感じがしました。良いコミュニケーションでした」と、家本氏のゲームコントロールを称賛した。

■原副理事長、来季の番組継続は「皆さんの人気があればやりたい」

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計12回に渡って気になるジャッジを取り上げてきた当番組は、今季はこの回で最後となる。

「これをやることで、サポーターもレフェリーに近くなってきている」と、上川氏が番組による影響を口にすると、原副理事長は「今までだったら、公式見解があるから出せないとかだった。でも、そういうのではなくて、ここに出てきて本音で話すというなかで、正解はこれではないけど、『こう見える』とか、こっちは『こう思う』とか、それがみんなに伝わったのはすごく大きいと思う」と、番組の意義を強調した。

そして、原副理事長は「やっぱり毎週タイムリーにやるのが良かったね。皆さんの反応もすごく、我々が試合会場に行っても、『見てますよ』というのがあったし、大変だけどやっぱり毎週というのが今のスピードに合っているのかなという感じがしました」と総括。

最後に来季も継続してやるかについては「皆さんの人気があればやりたい。どういう形にしろ、やっぱりこれは続けて。ルールのことも僕らも勉強することもあるし、皆さんも考えてもらうというのはすごく大事かなと思います」と来季の番組継続を熱望していた。

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