【動画】ルヴァンカップ決勝、シノヅカが倒されたシーンはPK?それとも…原副理事長らが動画で解説

最終更新
©Atsushi Tokumaru
Jリーグが30日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」を公式Youtubeチャンネルで公開。ルヴァンカップ決勝から2つのシーンをピックアップした。

Jリーグが30日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第6回を公式Youtubeチャンネルで公開。今回は、27日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝の湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスから2つのシーンをピックアップ。Jリーグの原博実副理事長、JFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーが解説した。

■シノヅカが倒されたシーンはPK?ノーファウル?

まず、話題となった78分の場面。横浜FMのイッペイ・シノヅカと湘南の岡本拓也がPA内で接触。シノヅカは倒れたが、主審は笛を吹かず。ノーファウルの判定でゴールキックでのプレー再開となった。

このシーンをスタンドで見ていたという上川氏は、初見の印象として「湘南の選手がボールのコントロールを失って、慌てて足を出してトリップ(つまずかせる意味)したように見えた。状況的にはPKではないかと思いました」と述べた。

しかし、PKか否かのレフェリングについては「非常に難しい。グレーな部分に入るのかな」としたうえで「そのコンタクトが倒れるほど、影響するような強さであったかどうか」を判断基準に挙げた。結果的にはレフェリーはそこまでの強さがなかったと判断し、ノーファウルの判定を支持した。

「いいポジションで見ているので、(その判断は)十分に理解できます。はっきりトリップしているとか、湘南の選手の足が上がっているとか、証拠みたいなのはこの映像から見つけづらいと思います」(上川氏)

一方で原副理事長は「PKだと思う」という意見を投じた。その理由として「岡本選手が自分でミスをしたから取り返そうとして、しかも後ろを向いていて振り向きざまにやっている。まったく当たってない、あるいはやめていれば別ですけど、当たっているのは当たっているから、これはPKになってもおかしくない。むしろPKを取られても湘南は『え?』とはならなかったように思います」と持論を展開した。

さらに、前回の番組で取り上げた鹿島アントラーズFW土居聖真のプレーを引き合いに出し、「あれと同じように、もし(自分が)監督だったら『行けたろ!』って言ってるかもしれない。でも、これはPKになってもおかしくない。確かに逃げ足の方は当たりに行っている感がありますけど、左足が立ち足に当たっているから」と続けた。

逆サイドのゴールライン際には追加副審がいた。しかし、シノヅカが倒されたエリアは追加副審とは逆のサイドであった。仮に同サイドにいた場合は、意見を「言わないといけない」(上川氏)。ただ、このシーンで追加副審は逆にいるので「コンタクトの強さを含めてわからなかった」と主審の判定が最も優先されるべきとした。

では、もしVARがあったらどういう判定が下っていたのか?上川氏はこのシーンがVARの対象になると話す。

「まずPKの可能性があるとして映像をチェックします。色んな角度の映像を確認しながら、印象として引いた映像で見て、疑問を持つ。スローモーションで見るのはコンタクトがあったかどうかを確認します。そのコンタクトが左足に入っているのか、右足が引っかかりにいくようにして倒れたのかどうか」(上川氏)

しかしながら「VARで見ていても(判定は)難しい」と上川氏は続ける。

「何回もスローで見れば明らかなミスとは言えない。コンタクトがあって倒れるだけの十分な力がスローで見てわかって、もう一回最後引いた映像で見て、やっぱりPKだよね言ったときに、VARからレフェリーに伝えるようにします。これを見て全員がPKだと言えてVARは介入できる」(上川氏)

■アドバンテージからつながった湘南の先制点

そして、番組では36分に湘南の杉岡大暉が先制ゴールを挙げたシーンに直結するアドバンテージについても言及。横浜FMのドゥシャンがタッチライン際でファウルを犯したことで副審はフラッグを上げるも、主審は湘南のアドバンテージを適用。プレーは続き、杉岡が左足で強烈なミドルを叩き込んだ。

このシーンについて上川氏は、主審がアドバンテージを選択した理由を次のように説明した。

「ここでファウルがあって反則が起きた瞬間は、タッチライン近くの非常に狭いスペースで選手が集まっていて、なかなかすぐ展開はされないだろうという正しい考えだった。レフェリーもホイッスルが口にいきますが、梅崎選手が中央にいるのを把握できていたんだと思います。おそらく一つ中に入ったところで、展開できる可能性があるというふうに思って、笛を遅らす判断をした」(上川氏)

原副理事長も「マリノスの選手に一回あたって、あれが例えばマリノス側に(ボールが)行っちゃったら笛を吹いたと思うんです。ところが湘南側に流れたので、すごいファインプレー。そこまでアドバンテージを見ながら湘南側にこぼれたから流した。すごい良い判断だったと思います」と主審の選択を支持した。

今回取り上げた2つのシーンは、非常に判断が難しいものであった。上川氏は「映像を見ていても白黒つけられないものがあるっていうのを皆さんにも理解してもらいたい」と話し、「レフェリーがどのポジションで見ているのか、皆さんのなかでも意見交換してもらえると見方の幅が広がってくる」と、議論の場を設けることの重要性を説いた。

原副理事長は、こういった難易度の高い判定をこなせる「レフェリーを育てないといけない段階。どんどん増やしていかなければ」と、レフェリーのさらなるレベルアップを求めた。

「Jリーグジャッジ リプレイ」では、視聴者から取り上げてほしいシーンをツイッターで募集している。ハッシュタグ「#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて」から、ピックアップしてほしいシーンを投稿できる。次回は11月6日に放送される。

▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【DAZN関連記事】
DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZN(ダゾーン)に登録・視聴する方法とは?加入・契約の仕方をまとめてみた
DAZNの番組表は?サッカーの放送予定やスケジュールを紹介
DAZNでJリーグの放送を視聴する5つのメリットとは?
野球、F1、バスケも楽しみたい!DAZN×他スポーツ視聴の“トリセツ”はこちら ※提携サイト:Sporting Newsへ

Goal-live-scores

次の記事:
7季ぶりのCLベスト16進出にリヨンのエースと指揮官が歓喜「みんながヒーローだった」
次の記事:
リヴァプール守備陣に負傷者続出…過密日程を前に起用できるCBはファン・ダイクとロブレンのみ
次の記事:
『ウイニングイレブン2019』にJリーグ搭載!2018 Jリーグベストイレブン予想キャンペーンがスタート
次の記事:
東京五輪世代の19歳・安部裕葵がベストヤングプレーヤー賞に!鹿島から歴代最多4人目
次の記事:
アキレス腱断裂の主将コシールニーが7カ月ぶりに復帰へ…エメリ「先発で起用する」
閉じる