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【動画】なぜ名古屋E・ネットのシュートはノーゴールに?カギを握るのは丸山の位置…原博実&上川徹が解説

Jリーグが13日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第8回を公式Youtubeチャンネルで公開。今回は、明治安田生命J1リーグ第32節から3つのシーンをピックアップ。毎度おなじみのJリーグの原博実副理事長、JFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーが解説した。

■E・ネットのノーゴール。丸山の位置がポイントに

まず、清水エスパルスvs名古屋グランパスの76分のシーンから。名古屋は右CKをガブリエル・シャビエルが蹴りこむと、清水GK六反勇治が一旦弾いたが、上がったボールをエドゥアルド・ネットがヘッドで押し込んだ。しかし、ゴールライン上に名古屋DF丸山祐市が立っていたため、主審はノーゴールの判定を下した。

ボールがゴールに入った時に副審は、オフサイドだったら旗をあげるが、この場面では旗をあげず、得点を認める動きをしなかった。これについて上川氏は「副審からは触ってるかどうかの(判断が)難しかった。ただ、オフサイドポジションにいるのはわかっていたので、その情報を主審に伝える意味で、旗はあげずに主審と協議をしたということになります」と説明した。

競技規則には「ボールがゴールに入ったとき攻撃側競技者がゴールポスト間のゴール内で動かずにいた場合、得点は認められなければならない」とある。一方で競技規則『オフサイドの反則』にある「明らかに相手競技者の視線を遮ることによって、相手競技者がボールをプレーする、または、プレーする可能性を妨げる」行為を行った場合は、ノーゴールの判定になると記している。

今回のケースでは、丸山がゴール内ではなくライン上にいたのか、六反の視線を遮ったかどうかが判断基準となる。

上川氏は「シュートされたボールが丸山選手に当たっているか、当たっていないか。ギリギリのところを通っているが、丸山選手が当たってはダメなので、避ける動きをしている」としながらも、「実際、ボールに触れる、触れないでオフサイドとするかではなくて、六反選手が最後ボールに向かうプレーをしようとする動きに対して、邪魔になったんじゃないか」と、ノーゴールに至った判定の理由を述べた。

原副理事長は「個人的にはゴールでもいいと思う」と持論を展開。その理由として「例えば、六反がボーンと飛んで丸山に当たっちゃった時に、(セーブ)できなかった、(丸山が)いなければ(ストップ)できた、と言えばいいけど、結局、飛んでいない」部分を指摘したが、「やっぱり丸山が真ん中にいるから、六反から言えば、あそこでセービングいくところで、丸山がいるので邪魔になっていると言えばそうかもね」と、最後は主審の判定に理解を示した。

では、あの場面になったときに、どうすればゴールになっていたのか。原副理事長は「ネットまで行った方が良い」と自身の経験を交えながら説明した。

「僕も昔ありましたよ。突っ込んで行き過ぎちゃって自分がゴールネットの中に入ってて、そこで網に足が引っかかった時に(味方が)シュートを打って、それがゴールになった。だから、中途半端なところにいるより、ネットまで行ったほうが、もう関与してないっていうふうに思われやすいよね」

■ポドルスキのボレーを止めた高橋秀人のブロックはハンド?

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続いてはヴィッセル神戸vsサガン鳥栖から37分のシーン。神戸MF藤田直之のFKからルーカス・ポドルスキがダイレクトでボレーシュートを放つが、鳥栖の高橋秀人に当たってしまう。リプレイを見ると、高橋秀の手に当たっているようにも見えるが、「レフェリーは腕に当たっていることも認識したうえで、ノーハンドの判断を下した」(上川氏)と、結果的にはPKとならなかった。

競技規則『ファウルと不正行為』には、「競技者が手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である」と記しているが、その判断基準として「ボールの方向への手や腕の動き(ボールが手や腕の方向に動いているのではなく)」、「相手競技者とボールの距離(予期していないボール)」、「手や腕の位置だけで、反則とはみなさない」としている。

「腕に当たっているというのは事実ですが、腕が大きく広げられて体の面積を大きくするようには広げられてはいない」と上川氏。「どうしてもやっぱり動きながらだと腕を使わないと動けないので、その瞬間に当たったりしますけれども。基本的には腕に当たればイイコールハンドではなくて、腕の使い方、どういう風な位置にあるかを判断する」という見解を述べ、ハンドではない判定を支持した。

■FC東京のPKはやり直すべき?

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最後にFC東京vsジュビロ磐田から34分のPKとなったシーン。高萩洋次郎のスルーパスを受けた室屋成が右サイドを駆け上ると、PA内で切り替えしたところで磐田MF宮崎智彦の足が引っかかり、PKの判定となった。

これは主審の判断ではなく、副審のサポートがあっての判断だった。これにより得たPKを、ディエゴ・オリヴェイラが外してしまったが、リプレイを振り返ると、磐田GKカミンスキーが、ゴールラインより前に出ているように見えたが、やり直しにはならなかった。

上川氏は「映像で見ると、カミンスキー選手は、一回前に出てきて、その後キックに入る時に一回戻る。その戻った時の足の位置とかを考えるとライン上にいなきゃいけないんですけど」と話しながらも、「出ているのがキッカーに明らかなプレッシャーを与えているようには…」と分析した。

原副理事長も「これ見たら、FC東京の選手もクレームを言ってないじゃないですか。枠にいって防がれたら、前に出ているってふうになったかもしれないですけど。枠外したから、異議も言わなかったんだろうなと思いますけど。キーパーも一応ラインの上に立っていないといけない。これもここに出て戻れって言われても線の上に戻るのは実質難しい」と、見解を述べた。

「Jリーグジャッジ リプレイ」では、視聴者から取り上げてほしいシーンをツイッターで募集している。ハッシュタグ「#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて」から、ピックアップしてほしいシーンを投稿できる。

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