「自分たちを信じ、前方へと向かい続けた。妥当な勝利だ」
23日に行われた201FIFAワールドカップ・ロシア、グループFの第2節でドイツ代表とスウェーデン代表が対戦。ヨーロッパ勢同士の一戦は、2-1でドイツに軍配が上がった。劇的勝利を飾ったヨアヒム・レーブ監督の言葉を、ドイツ『ARD』が伝えている。
同点で迎えた後半アディショナルタイム。FKのチャンスを得たドイツは、MFトニ・クロースがFWマルコ・ロイスを使ってタイミングをずらし、鮮やかなシュートをゴールに沈めた。監督は「アディショナルタイムでのゴール、退場者を出した状況で勝てた。運に助けられたと言えるだろう」と総括する。
「スウェーデンには2つのチャンスしかなかったが、そのうち1つが彼らのゴールにつながった。いずれも我々のミスが彼らの好機の起点となっている」と失点の要因を分析。それでも「メキシコ代表戦(0-1で敗戦)に比べて、ミスの数がだいぶ減った」と評価する。
「攻撃的なスタイルのチームなので、もちろんリスクは常にある。だが、スウェーデン戦に関しては(メキシコ戦より)うまくゲームメイクができたし、ファイナルサードに入れたんだ。それに相手を圧倒することにも成功した」
MFメスト・エジルは、この試合をベンチから見守ることに。今回、主要大会において、自身初めてのスタメン落ちを経験することになった。
「それが何を示しているのか? 全試合を同じメンバーで戦い抜くのは難しいということだよ。だが、メスト・エジル、彼の創造性は、この大会で絶対にまた必要になってくると信じている」
スウェーデン戦で負傷交代を強いられたMFセバスティアン・ルディについて、レーブ監督は「鼻を骨折したみたいだ」と認め、グループリーグ第3節・韓国代表戦への出場を懸念。一方、スウェーデン戦を欠場したDFマッツ・フンメルスは「高い確率で」次戦には出場できるようだ。
ドイツ代表は、2試合を終えて勝ち点3の2位。27日に運命の韓国戦を迎える。

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