初戦大勝のロシアに後がないエジプトが挑む…サラーは2戦目に間に合うのか？【グループA第2節プレビュー】

ロシア・ワールドカップは19日にグループA第2節が開催。勢いに乗る開催国ロシアに、初戦黒星のエジプトが挑む。

開幕戦で下馬評覆す大勝――ロシアの雰囲気は最高だ。

ロシア・ワールドカップは19日、グループAの第2節が行われる。“過去最低”とも言われていた開催国ロシアだが、初戦でサウジアラビアに5-0と大勝。チーム、そして国内ファンの雰囲気は最高潮だ。

昨年のコンフェデレーションズカップや親善試合などでは、3バックで戦っていたロシア。しかし、サウジ戦は4-4-2を採用。ロングパスからの大きな展開でトップのヒョードル・スモロフを活かしつつ得点を重ね、守備でも組織的なブロックで相手にチャンスを与えなかった。

1ゴール1アシストを記録したアレクサンドル・ゴロビン、途中出場で2ゴールを挙げたデニス・チェリシェフらは絶好調。大事な初戦をものにしたのは、グループ突破に大きく前進したといえるだろう。

対するは、初戦で粘りながらも終盤のセットプレーに屈したエジプト。モハメド・サラーを欠きながらも、強豪ウルグアイから勝ち点獲得に、あと1歩のところまで迫った。しかし、初戦を黒星で終えたことで、グループ突破のためには残り2試合で勝利が必須となる。

注目は、やはりサラーの出場。初戦はベンチから試合を見守ったエースだが、この試合では先発が予想されている。満を持して登場する背番号10の活躍が、エジプトの命運を握っているといってもいい。『Goal』エジプト版記者も「彼なしでは望みがない」と語っており、国民の希望はサラーの両肩にかかっている。

連勝で突破を確実なものにしたいロシア、後がなくなったエジプト。両者の対戦はどのような決着を迎えるだろうか。