バルセロナの下部組織出身で、現在はスイスのグラスホッパーに所属するベネズエラ人FWジェフレン・スアレスが、バルセロナ退団後にこれまでとはまったく違う日々が待ち受けていたことを告白している。
バルセロナにユースチームから加入し、トップチームデビューも果たしたジェフレンだが、その後にはスポルティング・リスボン、バジャドリー、オイペン、そしてグラスホッパーと複数のクラブを渡り歩くキャリアを過ごしている。
スペイン『マルカ』とのインタビューに応じたジェフレンは、バルセロナ退団後に「フットボールの現実」を実感することになったと話した。下部組織からパスフットボールを実践するバルセロナとその他のクラブでは、大きな違いがあるという。
「世界最高のクラブを去ることになれば、フットボールの現実を目の当たりにすることになる。バルセロナはバブルみたいなもので、欠けているものは何もない。そこではすべてを手にできるが、しかしそこから去ればすべてが変わる」
「あそこでは1~2タッチでプレーする習慣があるが、ほかのチームは同じじゃない。もっとフィジカルが重視され、ロングボールを駆使する……。自分のプレー方法と考え方を変えなくてはいけない。寂しいことではあるが、そうやって適応しなくてはならないんだ」
その一方でジェフレンは、バルセロナが下部組織を重用しなくなっているとの見解も示す。
「自分の時代には、下部組織の選手はトップチームに上がることが当たり前とされた。でも、現在のバルサはそう機能していない。他チームのように重要な選手を外部から補強している。僕にとっては間違った決定だ。バルセロナは下からの押し上げによって、トップチームを勝たせてきたクラブなんだから」

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