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元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ…ヴィッセル神戸加入の衝撃度は？

なぜイニエスタは神戸行きを決断したのか？年俸は？デビュー戦は？

まもなく元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの勇姿を日本で見られるようになる。18日に来日し、Jリーグデビューの日は目前となった。そこでここでは、イニエスタに関する情報を振り返っておく。

■なぜ、ヴィッセル神戸に移籍？

(C)Getty Images

なぜイニエスタは誰もが憧れるバルセロナからJリーグ行きを決断したのか。イニエスタ自身はヴィッセル神戸の加入会見で、次のように話している。

「いろいろなオファーがありました。ほかに関心を示してくれたクラブにも感謝したいです。ヴィッセル神戸に決めた理由は、非常に興味深いレベルであり、プレーヤーとして信頼してくれたからです。日本は素晴らしい、文化も素晴らしい。できるだけ早く慣れて、日本の生活を楽しみながらチームに馴染みたいです」

以下に続く

このコメントを聞く限り、イニエスタが親日家だったことも、神戸移籍の理由となったようだ。

イニエスタは、バルセロナで歴代2位となる通算442試合に出場。9度のリーガ制覇、チャンピオンズリーグ4度の優勝に加え、スペイン代表としてもユーロで2度頂点に立ち、2010年の南アフリカW杯では、決勝のオランダ代表戦で決勝点を挙げてチームを初の世界王者に導いた。もちろん、2018FIFAワールドカップ・ロシアにもスペイン代表の一員として出場した。

次の試合

■気になる年俸は？

バルセロナ時代のイニエスタは、現地の報道によれば年俸10億円程度とされている。神戸での年俸は非公開となっているが、約32億5000万円と報じられている。もし、これが事実だとしたら、イニエスタ1人の年俸が神戸のほかのメンバー全員の年俸を合わせた額よりも大きいことになる。ちなみに、神戸に所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの年俸は、約6億円と推測されている。

楽天株式会社の会長で、神戸のオーナーでもある三木谷浩史氏は「イニエスタ選手はバルセロナのカンテラ（下部組織）出身。神戸ではバルサの持つDNAや、ユース年代向けのメソッド導入を期待している」と、加入会見でコメント。ピッチ外への影響力も期待しているようだが、それにしても年俸が破格であることに間違いはない。

■“イニエスタ・ルール”発動で背番号は…

加入会見に登場したイニエスタは、背番号8の神戸のユニフォームを着用していた。しかし今季、神戸で背番号8を着用していたのは三田啓貴。従来のルール通りであれば、シーズン途中での背番号変更はできないため、三田が移籍しない限り、イニエスタの背番号8となることは不可能だったが……。

Jリーグは5月30日、シーズン途中でも背番号の変更が可能になるように、ユニフォーム要項のルールを改定。同日、イニエスタが背番号8となり、三田は背番号7になることが発表された。

ちなみに、サガン鳥栖に加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスも“イニエスタ・ルール”を適用。F・トーレスが背番号9となり、もともと背番号9だった元韓国代表FWチョ・ドンゴンは背番号19となった。

■デビュー戦は？

(C)Getty Images

5月に加入が発表されたイニエスタだが、ロシアW杯への参戦、そしてJリーグ登録期間の関係で、日本でのデビューは7月以降になるとされていた。イニエスタの選手登録は、7月20日に完了。これにより、イニエスタのJリーグデビューは最速で、22日に行われる明治安田生命J1リーグ第17節、ホームのノエビアスタジアム神戸で行われる湘南ベルマーレ戦となった。