ドイツ代表MFのメスト・エジルが試合後に一部のサポーターと口論に発展したようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。
27日に行われたワールドカップのグループF第3戦でドイツ代表はグループ突破を懸けて韓国代表と対戦した。この試合に先発で出場したエジルだが、大きな見せ場を作れず、チームも終了間際に2失点を喫して、敗戦。この結果、前回大会王者は早々に姿を消すこととなった。
この試合結果に対して失望を隠し切れないエジルは、タッチラインにスウェットバンドを投げつけ、その後ベンチに座り込み頭を抱えるなど落胆した様子が映し出されていた。
そして、ロッカールームへと引き上げようとする背番号10のエジルに対して、通路付近に集まった一部のサポーターが怒りの矛先を向ける。すると同選手もサポーターに対して憤りをあらわにして口論に発展。スタッフが割って入り、ドイツ代表司令塔は足早に通路の奥へと進んでいった。
しかし、ファンの怒りはこの日のプレーだけではなく、エジルがW杯直前に、イルカイ・ギュンドアンとともにトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を表敬訪問したことも背景にあるようだ。市民団体やジャーナリスト、政治的反対者などを逮捕し、人権団体から非難される同大統領と面会したことは問題視されており、両選手は大会前の国際親善試合からブーイングの標的とされていた。
大会前の行動と今大会を通してのエジルのパフォーマンスにサポーターの怒りが今回ついに爆発してしまったようだ。

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