5日に行われたブンデスリーガ第33節フランクフルトvsハンブルガーSVの一戦は、3-0でホームのフランクフルトが勝利を収めた。この試合では25分に伊藤達哉が先制ゴールを決めたものの、オフサイドとしてゴールは取り消され、その後HSVは3失点を喫し、敗れる形に。残留争いに向けて、もうあとがない窮地となった。
試合後、HSVのクリスティアン・ティッツ監督は会見で次のように述べ、伊藤の幻のゴールを悔やんだ。地元紙『SPIEGEL』が報じている。
「イトウのゴールは、この試合で最も重要な瞬間だった。だが、幸福感は一気に失望へと変わってしまった」
また、このゴール取り消しの裁定について、主審のデニス・アイテキン氏は「アシスタントレフェリーからオフサイドだと通知を受けたし、あれはオフサイドだとすぐさま確信した。もちろん、その判断は間違っていなかったと思う」と発言。
実際にピッチ外で映像を確認しなかったことについては「明確な場合は、直接ビデオを見て判定する必要はないと思う」と語っており、伊藤のゴールは明らかに“オフサイドだった”と強調している。
フランクフルトに敗れたハンブルガーSVは、これで勝ち点28の17位。自力での1部残留の可能性が閉ざされ、最終節ではボルシアMGに勝利したとしても、16位ヴォルフスブルクvsケルンの結果次第では、クラブ史上初の2部降格となってしまう。
ハンブルガーSVにとっては、伊藤の“幻のゴール”で先行することができず、まさに手痛い敗戦となってしまった。
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