U-21日本代表FW伊藤達哉は2015年、何故マンチェスター・シティではなくハンブルガーSV(HSV)に向かったのだろうか。HSVユース部門でチーフスカウトを務めるベンヤミン・シェルナー氏は、地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』でその獲得の経緯について明かしている。
昨年の秋に2軍からトップに引き上げられた伊藤は、すぐさまそのドリブル能力を披露し、HSVのサポーターたちを魅了。冬にはクラブと2021年までとなるプロ契約を勝ち取った20歳だが、以前からシティやインテル、最近はホッフェンハイムからの関心が伝えられている。
2015年に柏レイソルからHSV下部組織に渡った伊藤には、すでに当時からシティが熱視線を送っていた。MVPに選出された2014年開催のアル・アイン・インターナショナル・ジュニアチャンピオンシップ(ドバイ)で繰り広げられた争奪戦を、シェルナー氏は以下のように振り返っている。
「イトウには我々のU-17チームが参加したドバイの大会で出会った。ベルント・ヴェーマイヤー(HSV大会担当マネジャー)、特にスヴェン・マール(事務局・アカデミー長)が現地で、タツ(達哉)のコーチたちを、彼がハンブルクに訪問してみることを許可するように説得したんだ」
「それにより同じ大会にチームを送り込んでいて、彼のことを誘っていたシティとの競争を制した。ときには素早く行動に移ることも必要ということだね」
16歳のときにドバイの大会で欧州複数クラブのスカウトたちからの興味を引き付けた伊藤。その4年後、当時選択した移籍先でトップチームの主力選手としてプレー。クラブ史上初の2部降格を強いられることになったHSVだが、伊藤はクラブの今後に向けても限りなく貴重な存在と言っても過言ではないかもしれない。

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