30日から始まるロシア・ワールドカップ決勝トーナメントについて、イタリア紙『ガッゼッタ・デロ・スポルト』は26日、スペインが有利であると結論付けている。
25日、W杯のグループAおよびグループBの最終節が終了し、決勝トーナメント1回戦でA組1位ウルグアイはB組2位ポルトガルと、B組1位スペインはA組2位の開催国ロシアと対戦することが決定した。そのほかのグループの行方を踏まえ、「左ブロックに偏り。スペインが微笑むだろう」との見解を示している。
■ブラジル、ドイツなどの強い“左ブロック”
イタリア紙は、ウルグアイおよびポルトガルの入ったブロックを左ブロックとし、「ロシアW杯の決勝Tは、左ブロックに大きく偏る可能性がある」とし、強豪国が集中すると指摘している。左ブロックに入るC組1位にはフランスを予想。その対戦相手となるD組2位にはアルゼンチンまたはナイジェリアが入る。E組1位にはブラジルが有力視されており、F組2位と対戦する。こちらにはメキシコに敗れたドイツが予想されている。またG組1位のベルギーまたはイングランドは、H組2位のセネガルまたは日本と対戦することになる。
■スペインの弱い“右ブロック”
一方、スペインおよびロシアの右ブロックでは、D組1位予想のクロアチアがC組2位予想のデンマークと対戦すると分析。さらにドイツに勝利し、F組1位と想定されるメキシコがE組2位予想のスイスと当たると予想した。最後にH組1位の可能性がある日本またはコロンビアは、G組2位のイングランドまたはベルギーと当たるとしている。日本もより上を目指すならば、最終節でポーランドに勝利し、1位を確保した方が良いかもしれない。
このため「強い側」左ブロックでは、W杯優勝を狙う強豪国ブラジル、ドイツ、フランス、アルゼンチンがしのぎを削ること予想される。「弱い側」とされる右ブロックに入ったスペインについては、「ポルトガル戦でのイランのドローが本当に大きなプレゼントになったのかもしれない」として、より好条件で決勝トーナメントを戦えると分析している。

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