ブンデスリーガ2部のグロイター・フュルトは現地時間21日、日本代表MF井手口陽介を買い取りオプション付きのレンタルで獲得したことを発表。クラブの強化担当、ラシード・アズージGM(ゼネラルマネジャー)は新戦力への期待感をのぞかせている。
ブンデスリーガ2部が設立された1974年以来、29シーズンと最も同リーグ所属年数が多いフュルト。ドイツメディアではサプライズとして伝えられている井手口の獲得だが、ファンの大半は同選手を好意的に歓迎する一方で、今年前半に所属元リーズ・ユナイテッドから送り出されていたクルトゥラル・レオネサでは5試合の出場にとどまったことが指摘されるなど疑問の声もあがっている。
しかし、入団の声明でも「ヨウスケは若くて、非常に大きな才能を持つMF」と同選手を期待の言葉で迎えたアズージGMはその実力を信じているようだ。ドイツ誌『キッカー』が伝えたコメントによると、同GMは次のように強調した。
「彼はだてに日本代表でもう既に12試合に出場したわけではない。それに我々はクリエイティブな補強を行うことで知られている。(井手口の加入により)我々のプレーに非常に多くの選択肢を加えることができた」
なお現地メディアの見解では、クラブは背番号が「6」に決定した井手口をボランチまたはインサイドハーフの補強と考えているようだ。23日、22歳の誕生日を新天地で迎えたMFだが、ドイツの地でどのようなシーズンを過ごすことになるのだろうか。
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