ニュルンベルクは19日、日本代表FW久保裕也のレンタルによる獲得を発表。ドイツ誌『キッカー』は、同クラブが所属元ヘントとの契約の内容について明かしている。
2017年1月、ヤングボーイズから獲得した際、ヘントがクラブレコードの移籍金350万ユーロ(当時のレートで約4億3000万円)を支払ったと伝えられる久保。以前の報道によれば、ヘントは当初600万~700万ユーロ(約7億6000万~8億8000万円)の移籍金を求めていたため、ニュルンベルクはレンタルでの獲得を提案したという。
対する所属元クラブは久保が2020年まで残していた契約を1年延長する条件で、期限付きでの放出に同意。1年のレンタル料としてニュルンベルクは50万ユーロ(約6300万円)を支払うことでクラブ間合意に達したと伝えられている。
一方、ニュルンベルクはシーズン後に行使を可能とする久保を完全移籍で加える買い取りオプションを確保。『キッカー』によると、その設定額は選手の出場試合数によって上下し、最小で350万(約4億4000万円)、最大で520万ユーロ(約6億6000万円)にも上る可能性があるようだ。『Transfermarkt.de』曰く、いずれもこれまで補強に投じた最高金額、長谷部誠(2013年夏、現フランクフルト所属)やアンゲロス・ハリステアス(2007年夏、現役引退)に対する250万ユーロを大きく塗り替え、ニュルンベルクにとってはクラブレコードの取引となる。
なお、久保は現地では今夏にブレーメンに渡ったトップ下、MFケヴィン・メーワルトの後釜として期待されている模様。同誌ではヤングボーイズ時代からドイツ語も「ある程度話せる」と伝えられ、ミヒャエル・ケルナー監督も新チームに短時間で溶け込むことを可能と見ているとのこと。25日に行われる開幕節でヘルタ・ベルリンと対戦するニュルンベルクのメンバーに含まれる可能性も「十分考えられる」と報じられている。
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