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中島翔哉が見せた可能性。新10番が抜群の“余裕”と“想像力”で世代交代の口火を切る

「本当に楽しかった試合だった」

新生・日本代表で10番を背負う中島翔哉が、充実した表情でコスタリカ戦を振り返った。

日本代表は11日にキリンチャレンジカップ2018でコスタリカ代表と対戦し、3-0の快勝を収めた。中島は左MFとして75分までプレーし、ゴールの起点になるなど抜群の存在感を見せた。

前日練習後に中島は「自然に楽しくプレーしたい」とコスタリカ戦に向けて抱負を語っていた。「自分のプレースタイルに合っている」というポルトガルへ移籍し「プレーを楽しむ」機会が増えたことで、試合を純粋に楽しむ余裕が生まれた。10番という非常に意味のある背番号を身につけながらも、求める「サッカーを純粋に楽しむ」ことを見事に実践してみせた。

「試合がすごく楽しかったですし、チームメートもすごく助けてくれた。10番というのはサッカーでは特別な番号だと思いますし、それも含めてすごく楽しかったですね」

常に周りを見渡す“余裕”と、周りを活かす“イマジネーション”で、攻撃の中心を担った中島中島。森保ジャパン第1号となった佐々木翔のヘッドからのオウンゴールは新10番が放った正確なCKからであり、南野拓実の2点目も中島が起点となり遠藤航へのスルーパスから起点を作った。「できるだけボールを保持して攻撃的に行く」という部分は練習から実践しており、「しっかりとある程度出せたのかなと思います」と手応えを語った。

その上で中島は「サッカーはやっぱりゴールを奪うスポーツなので、積極的に狙っていきたいと思ったし、それを求められて試合にも出てると思うので、ボールを失うのはよくないですけど、できるだけチャンスだったり、シュートを打ちに行こうとは思ってました」と自らもゴールへ向かう姿勢を最後まで崩さなかった。

中島とともに2列目でプレーした南野は同じリオ五輪世代であり、右に入った堂安律はまだ20歳。中島を中心にフレッシュなメンツで攻撃面で可能性のある連携を見せた。

「(彼らは)もともとトップレベルの選手だと思いますし、一緒にやっていて本当にやりやすいし、頼もしい選手。一緒にやってプレーしてすごく感じました」

森保監督率いる新生・日本代表で、世代交代の口火を切るのは中島なのか。コスタリカ戦で見せた可能性は、今後の日本代表において明るい材料となりそうだ。

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