元アーセナルのエマニュエル・プティ氏が、メスト・エジルに対し辛辣なコメントを残した。
ウナイ・エメリ監督の下、負傷の影響もあったが絶対的な存在となれていないエジル。さらに冬の移籍市場での退団も報じられるなど周辺も騒がしくなっており、適切な精神状態ではないと先日にアーセナル指揮官は話している。
12月上旬のトッテナム戦やマンチェスター・ユナイテッド戦など重要な試合にも欠場したエジルだが、同月中旬に復帰して22日のバーンリー戦では存在感を示し、3-1の勝利に貢献。しかし、26日のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦ではインパクトを残せず、ハーフタイムに交代してピッチから去っている。
浮き沈みの激しいアーセナル司令塔の状況を受け、クラブOBのプティ氏はエジルに対して『パディパワー』で批判的な意見を示した。
「多くのアシストやゴールを記録し、世界最高の1人だったメスト・エジルはどこに行った? 彼はピッチ上での欲を失ってしまったようだ。私は彼の大ファンだが、ここ2年間の彼はまるでゴーストのようだ」
1997年から3シーズンにわたりアーセナルでプレーし、クラブのプレミアリーグ初優勝などに主力として貢献したプティ氏はまた、エメリ監督率いるアーセナルの守備に対しても苦言を呈さずにはいられなかったようだ。
「彼らのディフェンス面は脆く、平均的だ。個人としてのミスとチームとしてのミスがある。多くの選手が各国代表としてプレーしているのだから、負傷者は言い訳にならない。ブライトン戦でのディフェンスのクオリティは話にならなかった。これが彼らの最大の欠点であることは明らかだ」
「無敗を継続していたころ、多くの人はアーセナルが復調したと考えていたと思う。近年と比較しても改善していることが分かった。しかし、特にアウェーでの守備は問題であり、90分間を通して集中力を維持する必要がある。30分やそこらでは意味がない。今度のリヴァプール戦で今までと同じことをやっていてはすぐにゲームオーバーになる。彼らはアンフィールドで3点や4点を奪ってしまうだろう」
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