前節のアルビレックス新潟戦で4試合ぶりに白星を手にした大宮アルディージャ。3連戦の初戦となる28日には、ホームにJ2で唯一無敗の東京ヴェルディを迎える。
15位と低迷する大宮にとって求められるものは3ポイントのみ。前節勝利を挙げたものの、直後にクラブは代表取締役社長を務める森正志氏の署名入りで、ここまでの戦いぶりをサポーターに詫びる声明を発表するなど、依然として状況は逼迫している。
そんな大宮だが、前節はユース上がりで18歳の奥抜侃志が先発でプロデビュー。フィニッシュには改善の余地があるものの、物怖じしない姿勢と積極果敢なドリブルは、サポーターでなくとも目を奪われる。端正な顔立ちもあり、大宮サポーターの新たなヒーローになる日も近い。
何しろ東京VはここまでJ2最小失点タイの「3」。堅守で勝ち点を拾い、4位につける。セットプレー時の対応など、守備面で改善の余地がある大宮とは対照的なチーム状況だ。前述の奥抜を始め、大前元紀やマテウスなどボールプレーヤーの多い大宮は、受けに回らず攻め続けることが勝利への必須条件となる。
他方、大宮が積極的にボールを持つことを東京Vも強く“拒絶”はしないはずだ。スペイン人監督(ミゲル・アンヘル・ロティーナ)が率いるチームらしく、と言うと固定観念かもしれないが、基本的にはどの試合でもイニシアチブを取りにかかる。しかし、ボール支配を譲ったジェフユナイテッド千葉戦や徳島ヴォルティス戦でもカウンターなどからしっかりと得点を奪い、勝利を挙げている。また、いずれの試合でもセットプレーからネットを揺らしており、まさに大宮の弱点を突く戦いができそうだ。
巧みなタッチで少ないチャンスをゴールへと変換する東京Vの両FWアラン・ピニェイロ、ドウグラス・ヴィエイラが、前節はそろって得点していることも好材料。対抗する大宮は、同じく外国人のロビン・シモヴィッチが本領発揮とはいかないものの、大前の右足がまさに“オン・ファイア”。今季はすでにFKから2本を沈め、松本山雅戦では美しいハーフボレーも叩き込んでいる。止まっているボールはもちろん、しっかりと右足でミートできるシーンが生まれれば、録画すべき美弾だって期待していいだろう。
いずれにしろ、ホームの大宮にとっては無敗のチームが相手であろうと、上位を目指すためには白星が求められる。ともに厳しい3連戦を良い形で始められるのはどちらになるだろうか。
文=Goal編集部
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