「ヴェンゲルのために最高の形で…」ラムジーが恩師へ感謝し、EL優勝へ意気込む

今季限りでアーセナル指揮官から退任することが発表されたアーセン・ヴェンゲル監督。アーロン・ラムジーは、恩師への感謝を繰り返し語った。

アーセナルは22日、プレミアリーグ第35節でウェストハムに4－1と勝利した。試合後、MFアーロン・ラムジーは、アーセン・ヴェンゲル監督への感謝を何度も繰り返し、最高の形で送り出したいと語った。

ヴェンゲル監督の今季限りでの退任発表後、初の試合となったアーセナル。本拠地「エミレーツ・スタジアム」では、サポーターが22年務めた指揮官へ感謝のバナーを掲げる中、試合に臨んだ。

前半は無得点に終わったアーセナルだが、後半開始早々にDFナチョ・モンレアルのゴールで先制。その後一時同点とされたが、82分にラムジーがゴール。その後FWアレクサンダル・ラカゼットが2得点を挙げ、ホームで快勝を収めた。

1ゴール1アシストを記録したラムジーは、試合後インタビューに応じ、恩師への感謝を述べている。

「若いグループをまとめるのは、本当にタフなことだ。アーセン・ヴェンゲルは、僕らを信じ、僕らを支え、僕らに何年にもわたってチャンスを与えてくれたんだ……特に自分は17歳でここへ連れてきてもらったしね」

「だから、彼にはたくさんの借りがあるんだ。そして、彼はすべての称賛、何年にも渡る偉大な仕事への賛辞を受け取るに値する。できるだけ今シーズンは良い形で終えたい」

そして、様々な後任候補の挙がる中でも後任のことは気にしないとし、ヨーロッパリーグ（EL）優勝でヴェンゲル監督最後のシーズンを飾りたいと意気込んでいる。

「次に誰が来るかなんて考えていないよ。今は彼のためにすべてを捧げ、すべての試合で勝ちたい。そして最後に、カップを掲げることができれば、彼にとって最高のお別れになるだろう」

アーセナルは26日、ホームでのEL準決勝ファーストレグでアトレティコ・マドリーと対戦する。ディエゴ・シメオネ政権下で優勝経験を持つチーム相手に勝ち上がり、ヴェンゲル監督に初の欧州カップ戦タイトルを届けることはできるだろうか。