ミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾは30日、サン・シーロで行われるセリエA第3節のローマとのビッグマッチに向けて前日記者会見に出席し、意気込みを語った。
今シーズンの開幕戦はジェノア戦が予定されていたが、ジェノヴァの高架橋崩落事故の影響により延期となり、前節のナポリ戦が初戦となった。ガットゥーゾの恩師カルロ・アンチェロッティ率いるナポリに逆転を許して2-3で屈したが、指揮官は手ごたえも感じている。
「(リードしていた)ナポリ戦の55分間のようなプレーが見たい。あそこからリスタートしたい。ナポリ戦は全て捨てるべき内容ではなかった。ただ改善すべき課題は、試合を戦い続けるという点だ。前半は、後半と比較すると別物だった。そこから戦うのをやめてしまった。これは許容できない」
「こちらがピッチを支配できているときは、相手にとって簡単ではないと思う。最終的にナポリよりも多く走っていたが、問題はどのように走るかだ。自分たちの仕事を信じることをやめてはならない。クオリティと比較して、メンタル面では2段階劣っていると言える」
このためミランの闘将は、現段階においてチャンピオンズリーグ出場権を狙えるチームには至っていないと指摘する。
「技術面だけ見れば可能だが、メンタル面ではまだチームとして足りない面がある。パニックをどのように解決するか? 時間がかかるが、解決することは可能だ」
また指揮官は、ローマ戦での新加入選手の起用について問われると、言葉を濁した。
「(マッティア・カルダーラについては)様子を見てみよう。(ティエムエ)バカヨコ? 彼には時間が必要だと伝えた。だが皆が言うように、彼を袋叩きにしたわけではない。自分の選手たちに泥を投げつけるようなことはしないよ。新加入の選手には非常に満足している。チームはかなり良くなったが、時間が必要だ」
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