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ロシアにドーピング疑惑?アンモニア吸入が問題に…チーム医は正当性を強調

ワールドカップ開催国のロシア代表にドーピング疑惑が浮上している。ブラジルの『グローボ』がロシアチームドクターを務めるエドゥアルド・ベズグロフ氏のコメントを紹介している。

かねてからロシアとドーピングは、サッカーのみならず問題視されてきた。ロシアは2014年ソチ冬季五輪で組織ぐるみのドーピングを行っていたとして、今冬に開催された平昌冬季五輪では国として出場せず、選手個人で参加することとなっていた。

また、ソチ五輪での問題で大会責任者であったビタリー・ムトコ副首相が、ドーピング問題に絡んでいたとして、昨年末にロシアサッカー協会の会長を辞職している。

そして、迎えた自国開催のW杯。『グローボ』によると、ロシアは「パフォーマンスを向上させるためにアンモニアを吸入していた。アンモニアの吸入は、血流および肺容量を改善する効果がある」とし、アンモニア自体が世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止物質リストには載っていないものの、問題視した。

しかし、ベズクロフ氏はアンモニアの吸入が、ドーピングとして位置づけられることを否定した。

「これは単純なアンモニアだ。綿を濡らしてから吸い込むが、何人かのアスリートがこれを実践してきた。この手法は何十年にもわたって使用されてきた」

さらに同氏は、アンモニアの吸入はスポーツに用いられるだけでなく「意識を失った、あるいは意識が弱いと感じる人の日常生活にも使用されている」と説明。決して違法薬物ではないことを改めて強調している。

グループAを2位で通過したロシアは、決勝トーナメント1回戦でスペインにPK戦の末に勝利。続く準々決勝でもクロアチアとPKまでもつれ込んだが、惜しくも敗れ、ベスト8で大会を去ることになった。

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