レアル・マドリーの元会長であるラモン・カルデロン氏は、クリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスに加わるのは決して奇妙なことではないとし、売却を考えるクラブに釘をさした。『アス』の英語版が、イタリアの『トゥットメルカート』で同氏が放ったコメントを紹介している。
C・ロナウドは、FWリオネル・メッシやFWネイマールに劣る年俸の改善が進まなかったことや、脱税に関する問題で守られているように感じなかったことに不満を抱き、今夏でのレアル退団を決意したとされている。
C・ロナウドとユヴェントスはすでに個人合意に達しており、ユヴェントスの獲得オファーがレアル・マドリーに受け入れられることで、今夏最大のビッグディールが実現することになる。
しかし、2006年から09年までレアルの会長を務めたカルデロン氏は、来年34歳を迎えるロナウドが依然としてレアルの成功のカギを握ると信じており、マドリーに残ることを望んでいるようだ。
「C・ロナウドがマドリーを離れるのなら、それは埋めることが不可能なギャップを残すだろう。彼はチームプレーに徹することができ、シーズン毎に50以上のゴールを保証してくれる。過去9年間で彼が残したものをはるかに上回る選手など簡単に見つけることはできない」
さらにカルデロン氏は、現会長のフロレンティーノ・ペレスが、功績を残してきたベテランを大切にしないことを指摘。過去にも数例同じようなことがあったと続ける。
「フロレンティーノ・ペレスは長年に渡り、優れた決断を下してきた。しかし、選手たちが残した功績を拾わないという欠点がある。イケル・カシージャスや、ラウールと同様のことをするのか。そういった過去がこのクラブにはある」
「彼はこの組織で最高のプレーヤーだ。だから、正しくより良い給料を望んでいた。しかし、フロレンティーノはそれをすべきだというのに、重視していなかった。クラブが(C・ロナウドの)2倍の給料をネイマールに支払う用意があるという報告があったときに、彼は動揺していた」
■C・ロナウドのセリエAでの成功を確信
一方でカルデロン氏は、C・ロナウドがユヴェントスとセリエAにとって素晴らしい選手になると太鼓判を押した。
「ユヴェントスは長い間、世界の偉大なクラブの1つとみなされる権利を持っている。彼がビアンコネリ(ユヴェントスの愛称)を選ぶのは奇妙なことではない」
史上初の7連覇を達成し、イタリアでは一強との見方が強いユヴェントス。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)では、近年2度ファイナルまで進むも、あと一歩のところまで優勝を逃してきた。カルデロン氏は、レアルで前人未到のCL3連覇を成し遂げたC・ロナウドは、ユヴェントスの悲願を叶えるうえで重要なピースになると強調した。
「C・ロナウドの加入により、ユヴェントスはセリエAでの優位性をさらに強化し、チャンピオンズリーグでも同様に優位性を確保することができる。彼の存在は大きなものであり、どのチームでも持っていたい存在のはずだ」
果たして今夏最大の大型移籍は実現するのだろうか。

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