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リヴァプールOB、イングランドの躍進に「相手に恵まれただけ」…アリ&リンガードの中盤コンビには苦言

ワールドカップ準決勝で敗退したイングランド代表の敗因はデレ・アリとジェシー・リンガードの中盤コンビにあるとグレアム・スーネス氏は考えているようだ。

11日に行われたワールドカップ準決勝でイングランド代表はクロアチア代表と対戦。前半にキーラン・トリッピアーのゴールで先制に成功するも、後半に同点弾を許し、試合は延長へ。そして109分にマリオ・マンジュキッチに決勝点を献上し、1-2で敗れて52年ぶりとなる決勝進出を逃した。

1990年大会来となる28年ぶりのベスト4進出を果たしたイングランド代表には惜しみない称賛の声が届けられているが、元リヴァプールのスーネス氏は『beINスポーツ』で中盤に問題を抱えていたと話した。

「ミッドフィールダーに焦点を当てたい。ボールをキープできる中盤の選手がいない限り、ビッグトロフィーを獲得できないし、試合を支配もできない。リンガードとデレ・アリを振り返ってみれば、ボールをキープすることやポゼッションよりも前に出て得点することを考えていた」

また、イングランド代表チームについて「まともチームと当たったとき、苦しむことを避けられないと思っていた」と対戦相手に恵まれたからここまでやって来れたと理由ともに明かした。

「説明させてくれ。トーナメントで最弱のパナマと対戦し、サウジアラビアとともに2番目に弱いと考えられるチュニジアと戦った。ベルギーとも対戦したが、あれは消化試合にすぎない」

「次にコロンビアと対戦したが、後半は明らかに彼らのほうが上回っていた。クロスバーに助けられて、辛うじてペナルティの末に勝ち上がりを決めた。そして、その後にイングランドを恐れているスウェーデンと戦った。双方ともにロングボール中心で、得られるものが少ない試合だった」

「彼らにとってボールを支配するチームと対戦するのは、ベルギーを除けば準決勝が初めてだった。ベーシックなフットボールに徹するチーム相手にイングランドは弱さを露呈してしまった」

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