現役時代にリヴァプールで活躍したスティーヴ・ニコル氏は、ドマゴイ・ヴィダよりもディエゴ・ゴディンが古巣に必要だと話した。
今夏のワールドカップで、ヴィダはデヤン・ロブレンとセンターバックでコンビを組み、クロアチア代表の史上初の決勝進出に貢献。この活躍を受け、リヴァプールをはじめ、エヴァートンやウェスト・ハムなどが2000万ポンド（約29億円）程度と比較的格安な同選手の獲得を狙う。
しかし、リヴァプールOBのニコル氏は、ユルゲン・クロップ監督が更なる高みを目指すのならヴィダではなく、アトレティコ・マドリーとの契約が残り1年に迫るゴディンの獲得に動くべきだと『ESPN』で持論を展開した。
「ヴィダの獲得に対して“ノー”と言うだろう。仮に私が今すぐできるとすれば、アトレティコ・マドリーに行って、ゴディンを獲得する」
続けて、この移籍はゴディンにとってステップダウンになるのではないかと問われたニコル氏は「彼らもチャンピオンズリーグ決勝に辿り着いたことはあるが、昨シーズンはリヴァプールとアトレティコ・マドリーのどちらが先まで行った？それにアトレティコ・マドリーは何回優勝した？ゼロだ。一方でリヴァプールは何回だ？5回だ。これはステップダウンではない」と反論した。
また、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せるリヴァプールだが、メインターゲットとされてきたナビル・フェキルの獲得に失敗。しかし、ニコル氏は同選手がクロップ監督のフットボールに適した選手だと語り、リヴァプールが獲得に再び動くことを求めた。
「彼のことを気に入っている。素晴らしい能力を持っているし、ゴールを挙げることだってできる。最高のタレントで、魅力的な選手だ。リヴァプールも魅力的なチームだから、彼はチームにフィットするはずだ」
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