■CL準決勝第2戦 ローマ 4-2 リヴァプール
ローマ:OG(15分)、ジェコ(52分)、ナインゴラン(86分、90+4分PK)リヴァプール:マネ(9分)、ワイナルドゥム(25分)
現地時間2日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦が行われ、ホームで先勝していたリヴァプールが敵地オリンピコでローマに2-4と敗れたものの、2試合合計7-6でリヴァプールが決勝へと駒を進めた。
アンフィールドでの第1戦はリヴァプールが5得点と大量リードを奪った一方、ローマも終盤に2つのアウェーゴールを奪い、第2戦での逆転にわずかな望みをつないだ。すでに準々決勝のバルセロナ戦で絶望的な状況からの奇跡の逆転劇を演じているローマだからこそ、厳しいビハインドの中でも「何か起こせるのではないか」という期待感が少なからず漂っていた。
しかし、そんな淡い期待は開始早々に打ち砕かれる。9分、ラジャ・ナインゴランのミスパスを奪い、リヴァプールの高速カウンターが発動。ドリブルで中央を持ち上がったロベルト・フィルミーノのラストパスをエリア内左で受けたサディオ・マネが落ち着いて流し込み、あっさりとリヴァプールが先制する。
ローマにとって、バルセロナ戦同様に3-0勝利が理想的なプランだったはず。しかし、これで2試合合計2-6となり、ローマはここから最低4点が必要な状況となる。
とにかく攻めるしかないローマは15分、右サイドからのクロスをファーサイドのステファン・エル・シャーラウィが頭で折り返すも、ここは中央で待つエディン・ジェコの前でフィルジル・ファン・ダイクがクリア。しかし、このクリアボールが目の前にいたジェームズ・ミルナーの顔面に当たって自らのゴールに吸い込まれ、幸運な形でローマが1点を返した。
あと3点――。逆転までのカウントを始めたローマだったが、25分に痛恨のアウェーゴールを与えてしまう。左CKをファン・ダイクが競り、こぼれ球をジョルジニオ・ワイナルドゥムが頭で押し込んで2-1。2試合合計3-7となり、リヴァプールが決勝進出に大きく前進した。
下を向きそうになるローマを牽引したのは、第1戦を欠場していたエル・シャーラウィ。35分、得意のカットインシュートがDFに当たって右のポストを直撃すると、40分にも鋭いカットインからエリア内で倒されるがホイッスルは鳴らなかった。
あと4点で延長戦、勝ち抜くには5点が必要という、試合開始当初とよりも困難なミッションに後半の45分間で挑まなければならないローマ。奇跡を信じるサポーターを勇気付ける1点は52分、エースの足によってもたらされる。GKロリス・カリウスがはじいたこぼれ球をジェコが押し込み、同点まであと3点という状況に。
その後もホームのローマがボールを支配してリヴァプール陣内へと攻め入るが、リヴァプールもゴール前を固めつつ、モハメド・サラーのスピードを生かしたカウンターでローマゴールを脅かす。ローマはジェンギズ・ウンデル、マクシム・ゴナロン、そして19歳のミルコ・アントヌッチを投入して77分までに交代枠を使い切る。
80分にはナインゴランのサイドチェンジがエリア内左に走りこんだジェコへと渡るが、やや角度に欠けた位置からのシュートはGKカリウスがかろうじてセーブ。そして86分、横パスを受けたナインゴランのダイレクトシュートが左のポストを叩いて決まり、同点まであと2点に迫る。
さらに終了間際、ハンドで得たPKをナインゴランが決め、点差はあと1点に。しかし、ローマの反撃もここまで。直後に終了の笛が鳴り響き、リヴァプールが決勝進出を果たした。決勝の相手は前人未到の3連覇を狙うレアル・マドリード。舞台はウクライナ・キエフのオリンピスキ・スタジアムで5月26日に行われる。
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