ラツィオの過激的なサポーターが、女性差別的な行動を起こして物議をかもしている。イギリス『BBC』が報じた。
これまでにも暴動や差別的な発言などで問題となってきたラツィオの一部サポーター。報道によれば、ホームであるスタディオ・オリンピコの『Curva Nord(クルヴァ・ノルド)』と呼ばれるスタジアム北側ゴール裏スタンドの一部に女性を入場させないように推進する文書を回していたとのことだ。
『Curva Nord』は、ラツィオの過激サポーターが陣取る場所だ。ラツィオの過激サポーターは、18日に行われたナポリ戦の前に、『Curva Nord』は「聖地」であるとして、女性を締め出そうとしていたとのこと。
文書には、「女性や妻、ガールフレンド」は、スタンドの前10列には座らないようにとされ、「ヴィラ・ボルゲーゼ (ローマにあるイギリス式庭園)での、のんきでロマンチックな一日の代わりにスタジアムに来る人たちは、他の場所へ行かなければならない」と記されていたとのことだ。
なお、ラツィオの過激サポーターに関しては昨シーズン、アンネ・フランクがローマのユニフォームを着た加工のステッカーをスタジアムに張るなど、反ユダヤ主義的な行動を起こして問題になっていた。
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