スポーツ用品事業において競技用ボールやスポーツエキップメントの開発、生産を60年にわたって行うmolten(モルテン)が、アジアサッカー連盟(AFC)主催大会への公式試合球を提供することを発表した。
モルテンは日本国内で長らく日本サッカー協会・Jリーグの主催大会に競技用ボールを供給しており、また海外でもイタリア・セリエAのフィオレンティーナやパルマ、ドイツ・ブンデスリーガのマインツなどのクラブへ、チーム契約でボールを供給していた実績を持つ。
5月7日に行われた記者発表にはモルテンの代表取締役社長兼、最高経営責任者の民秋清史氏、同社スポーツ事業本部の内田潤氏が会見に臨み、モルテンが掲げる"For the real game"のモットーの下、この新たなパートナーシップによるアジアサッカーのさらなる成長と発展に貢献できるよう活動していくことを述べた。
また会見に同席した日本サッカー協会会長で、AFCの理事を務める田嶋幸三氏は「6月からロシアで始まるワールドカップで今までにない成績を目指し、その勢いを持ってモルテンのボールが使用される2019年のAFCアジアカップ(アラブ首長国連邦)で好成績を残したい」と語った。

この日は前述のAFCアジアカップで使用される公式試合球もお披露目となり、モルテンのフラグシップモデル『ヴァンタッジオ』をベースとした色彩豊かなデザインのボールが会場に並んだ。
この公式試合球は左右対称のシンメトリーデザインを採用することでボール回転時の視認性に優れ、また真球性・均一性・低吸水性など競技用ボールに求められる機能を高次元で備えている。
さらにモルテンは、2018年7月より欧州サッカー連盟(UEFA)との試合球契約も決定しており、2018-2019シーズンのUEFAヨーロッパリーグの試合において同社のボールが使用される。アジアのみならず、ヨーロッパ、そして世界の舞台でモルテンのボールが活躍する日も近い。
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