モナコとポルトガル代表でキャリアを磨くことに邁進しているロニー・ロペスは、先輩であるクリスティアーノ・ロナウドをインスピレーションの源とみなしている。
ロペスはマンチェスター・シティにその可能性を見いだされ、欧州で注目を集めつつある。2013年1月のFAカップのワトフォード戦において、エティハド・スタジアムで、17歳と9日でゴールを決め、シティの最年少得点記録を塗り替えたが、プロ選手としてのキャリアのほとんどは、リールへのレンタル移籍中に築いたものである。
2015年の夏のモナコへの移籍でフランスデビューを果たし、2017-18シーズンに辛抱強い努力が実を結んで、今やスタッド・ルイ・ドゥのスターだ。その実力はリーグ・アンとチャンピオンズリーグで証明済みであり、ロシア・ワールドカップを目前に控え、フル代表にも名を連ねるようになった。
22歳のロペスは、右肩上がりの成長曲線において次のステップに向かっており、それはレアル・マドリーのスーパースター、C・ロナウドの軌跡と似ている。
ロペスは、最高に尊敬している選手とプレーする時間が持てるチャンスを非常に歓迎しており、『Goal』のインタビューで、母国の英雄についてこう語った。
「僕にとって彼（C・ロナウド）は、最高の選手で、最も完璧な選手だ。頭でも左足でも右足でも、すごいプレーができる」
「毎日ハードな練習をしているのが素晴らしい。バロンドールを5回も獲ったのに、まだ努力を続けているんだ。率直に言って、みんな彼を祝福すべきだ。この10～12年間の彼の活躍は信じられないほど素晴らしい。どのレベルにおいてもインスピレーションの源だ」
C・ロナウドに近づくためには努力が必要であることはわかっている。彼は今シーズン、考えうる最高の方法でそのチャレンジを始めたようだ。
Playing Surface/Gettyすでに今季は彼のキャリアで最も多くの得点を記録しており、公式戦で15ゴールを挙げている。この数字はポルトガル代表の選手としては、憧れの存在であるロナウドに次ぐもの。ロペスは「個人的にはとても良いシーズンだと思う」と話しつつ、まだ学ぶことが多いことも認める。
「チャンピオンズリーグの初戦で良いプレーができた。初ゴールを挙げられたし、代表にも初めて呼ばれた。まだリーグ戦が1試合残っているけど、良いシーズンだったよ。ただ、僕はまだ若手だ。学ばなければならないことがまだたくさんある」
「少し前、ポルトガルでこんなことを言われた。『ロニーは、もう何年も前から知られている。でも、彼はまだ若い。まだ22歳なんだ！』ってね。みんな、僕が15歳の頃から僕のことを知っている。だから、僕のことを経験豊富な選手だと思っている。確かに僕には経験があるけど、まだ学ぶべきことも多い」
ロペスは創造的なアシストと得点の両方でチームに貢献し、ピッチのアタッキングサードにおいて相手を恐れさせる存在になりたいと思っているのだ――そう、C・ロナウドのように。
さらにロペスはこうも語る。
「シーズン初めから、改善すべきことが何か、わかっていた。僕は今まですでに良いプレーしてきたと思う。でも、これからはゴールもアシストもしなければ、誰も僕の話をしなくなるだろう」
「だから僕は、シーズン初めに自分が何をうまくできないのか、どうしてもっと得点できないのか、知ろうとした。監督やメンタルコーチと一緒に練習もしてね。2018年は、今のところ、僕にとって素晴らしい年になっている。僕はストライカーではないけど、ゴールができて試合を決められる選手になっていきたいと思っているよ」
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