元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏は、たとえ名将が指揮を執っても今の日本代表をグループリーグ勝ち上がりに導くことは困難だと考えているようだ。
日本サッカー協会(JFA)は、ワールドカップ開幕まで2カ月余りとなる今年4月に突如ヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任。そして、後任として協会幹部の西野朗氏を指揮官に登用する。しかし、2002年大会で日本代表を初のW杯ベスト16に導いたトルシエ氏は、JFAの大きな決断について誰が指揮を執ってもグループリーグを突破することは“ノーチャンス”だとフランス『AFP』で話した。
「もし、(ジョゼ)モウリーニョや(アーセン)ヴェンゲルが日本を指揮しても、ベスト16に進むことはかなり困難だ。仮にポーランド戦が初戦であれば状況は変わったかもしれない。しかし、最初の相手がコロンビアで、次がセネガルだから私としては彼らにはチャンスがないと思う。ノーチャンスだ」
また、ハリルホジッチ監督の解任について「とても驚いた」と話したトルシエ氏は「監督解任に踏み切ったからには彼らはベスト16に進出しなければならない状況となり、大きなプレッシャーに直面している。仮にグループリーグを突破できなければJFAの責任を問われかねない」と新たに就任した西野監督には厳しい試練が待っていると言及。
そして、グループリーグの展望について「コロンビアとセネガルにはいかなる時でも違いを生み出せる選手が3人や4人、5人はいる。彼らを相手に個の力だけで戦うのはかなり厳しいだろう」と強豪集うグループHに入った日本は難しい戦いを強いられるとした。
しかし、同氏は最後に「もちろん運は必要だが、2002年には韓国がベスト4に進出し、今年のフランスのカップ戦では3部のクラブが決勝に進んだ。トーナメントではこのようなサプライズが起こり得る」と日本の番狂わせへの期待を口にした。

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