メッシは世界ベスト10にも入らない？『Goal 50』で世界の記者は“レオ”をどう評価したのか

バルセロナで10番を背負うメッシは昨シーズン、ヨーロッパゴールデンシューを獲得しながら、多くの投票者の関心を買うことはできなかった。

元イングランド代表のギャリー・リネカーとアラン・シアラーは、リオネル・メッシがサッカー界で歴代最高の選手だと明言した。そうした声は彼らだけではないはずで、疑いもない。

しかし、数人の『Goal 50』の投票者たちにとっては、バルセロナの背番号10は2018年のトップ10にも入らないようだ。

レアル・マドリーのMFルカ・モドリッチがかつてのチームメイト、クリスティアーノ・ロナウドやリヴァプールのWGモハメド・サラーを差し置いて1位に輝いた、2018年の『Goal 50』。そのなかで、アルゼンチン人アタッカーは5位だった。

これはGoal 50においてメッシが記録した過去最低の順位だ。2008年に始まったこの賞で、彼は2015年までに4度、1位に輝いている。

しかし、2016年と17年には2年連続で4位と表彰台を逃し、今年ついに5位に順位を落とした。バルセロナを国内2冠に導き、欧州のゴールデンシュー受賞、リーガでは36試合出場で34ゴールと、素晴らしい実績を残したにもかかわらずだ。

どうやらワールドカップでアルゼンチンがベスト16に終わったことが大きく影響しているようだ。インドネシア（17位）、フランス（13位）、香港（13位）、タイ（17位）といった国々のエディションはメッシをトップ10にすら入れなかった。Goalのグローバル編集長カルロ・ガルガネーゼも同様だ（11位）。

一方、メッシを2位に据えたのは3人で、全員がゆかりの深い人々である。Goalスペイン語版の編集長ルーカス・ベルテロッティ、バルセロナの番記者を務めるイグナシ・オリバ、そしてGoalアルゼンチン編集部だ。彼を2018年最高の選手と評価したのは、Goalチリ版ただひとつだった。

それでも、2018-19シーズンは気持ちを新たに素晴らしいスタートを切ったメッシ。彼の5度目のGoal 50受賞を阻む選手は出てくるだろうか？

『Goal 50』は、年に1度、過去12カ月の活躍に基づいて世界から50人のベストプレーヤーを選出し、ランキングするアワードである。世界42カ国にあるGoalの編集長や記者たちが、ビッグマッチにおけるプレーぶり、前年と比べたパフォーマンスレベルの一貫性、記憶に残る活躍だったかどうか、所属クラブと各国代表での実績を判断し、投票する。

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