元ミランの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラが17日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演し、古巣への思いを語った。
モンテッラは2016年7月、当時MF本田圭佑も所属していたミランの指揮官に就任した。ミラノでは、若手主体のチームづくりを進め、12月にはドーハで行われたユヴェントスとのイタリアスーパーカップ決勝に勝利し、自身初となるタイトルを手にした。しかし翌年11月には、成績不振の責任を問われて解任。当時、下部組織プリマヴェーラの指揮官を務めていたジェンナーロ・ガットゥーゾに監督の座を明け渡した。
その後、タイミングよくセビージャ監督に就任したものの、わずか4カ月後に解任の憂き目に遭い、現在もフリーとなっているモンテッラは、古巣ミランについて口を開いた。
「残念だが1年前は、変化が多かった。私の仕事が未完で終わってしまったのは、このためでもある。(現在の)チームは素晴らしい。(ゴンサロ)イグアインがやって来たし、若手選手も成長を続けている。ミランには愛情を感じているが、少々、悲哀も感じるよ」
昨年夏のプレシーズンに活躍したことで、モンテッラがミランに引き留めることを決断した20歳のFWパトリック・クトローネについては「彼を引き留めるのにはリスクがあった。だが彼は今、実りをもたらしている」と述べ、愛弟子の成功を喜んだ。
最後にモンテッラは、「今はバカンスを楽しんでいる。新たなチャンスを気長に待っているよ。外国でもイタリアでも指揮を執ることに問題はない」と話し、指揮官として復帰することに意欲を見せている。
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