ポルトガルの注目はやはりC・ロナウド…モロッコ勝ち点奪取のカギはGK？【グループB第2節プレビュー】

ハットトリックのクリスティアーノ・ロナウドが、モロッコ戦でさらなるゴール量産なるか？

ロシア・ワールドカップグループステージは各チームが初戦を終え、グループBではポルトガルとモロッコが激突する。

ポルトガルの注目は何と言ってもクリスティアーノ・ロナウド。初戦のスペイン戦では見事なハットトリックを達成した。序盤に自身がPA内でスペインのファウルを誘発し、PKを獲得すると、これをしっかり決めて先制点を奪う。

さらに、1-1で迎えた前半終了間際には、利き足ではない左足で強烈なシュートを放ち、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアのキャッチミスを誘い、勝ち越しゴールを挙げた。

圧巻だったのは、逆転されて黒星ムードが漂い始めた88分、PA手前でFKを得ると、キッカーはC・ロナウド。おなじみにの仁王立ちポーズから放たれたボールは、綺麗な弧を描き、ゴール右隅に突き刺さった。いずれも彼でなければ決められないものであり、窮地のチームを救っている。

また、チームとしてロナウドを活かせるように設計されているのも強み。「ロナウドさえ抑えれば」とも言いたくなるが、現状スペインでさえ不可能だっただけにモロッコが、格好の餌食となってしまうこともありうる。

一方のモロッコは初戦のイラン戦で黒星。今回参加しているアジアの国で唯一白星を与えてしまった。しかし、試合は拮抗したもので、失点もオウンゴール。崩されたわけではなく、見通しは暗くない。

それでも、格上のチームに勝ち点を奪うには、やはりキーパーが当たっていることが必須条件となる。ロナウドのいくつものシュートをしのげるかに焦点が当たりそうだ。